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夏休み前の日記。
何ひとつとして忘れたくないのに今日の朝ごはんですら怪しい自分が、とても儚くて好きです。
過ぎた時間もとても儚くて、それを想うと、もう空っぽになってしまいそうです。
だからここに残します。
小学生の頃毎日書いたような夏休みの日記、あれ以来日記を書くというのをしたことがありません。
「毎日書きなさい」を最終日に溜め込んでいたタイプなのでフィクション日記を毎年制作していました。
「詳しく、簡潔に書きなさい。」
あの頃先生がユチャンたちに示したようなお手本のようには書けません。
「W-KEYAKI FES.2021」のおもひで
オタク達が富士急ハイランドを歩き回り、グッズを買うために長すぎる列を作り、汗と雨・演出の放水でビショビショになり、開演前の大雨も雷雨の予報もひっくり返して、夏の日差しをたっぷり吸収し、大好きな人たちと盛り上がり、大好きな人たちに愛をもらった。そんな三日間でした。
二日間現地にいたので、開演前の大雨と朝から降り注がれた夏の日差しをたっぷり味わいました。
左腕には腕時計の形にくっきりと日焼けの跡が残っています。
雪をかぶったよく見る姿ではなく、青空を背景に深い緑に包まれたさわやかな夏の姿の富士山も見ることができました。
マスク・消毒・検温の三種の神器を持ち合わせていないとダメな世界になって2年。
「集まる」「会う」「声を届ける」ということも憚られる世界になって、「今日の感染者数は・・・」って毎日テレビから聞こえてくるようになりました。
そんな生活の中で、
ひとつのライブに形は違えども集まれたこと。
ステイホーム期間にSNSで繋がった友に会えたこと。
大声で叫べなくても新しい形で愛を届けられたこと。
簡単に言うなら「メチャクチャうれしい・たのしい・大好き」ですね。
ラグなんて存在しない場所で、その人のそばで話したりハイタッチ(グータッチ)を交わしたりって、メチャクチャ嬉しい!
たまたま隣り合わせた人と息合わせてバルーン叩いて、みんなで一つになりましょうってメチャクチャ楽しい!
大好きな人をこの目に焼き付けたり、その人と同じ空間で同じ時を過ごすってオタクにとってメチャクチャ大切なことですよね。大好き!がノンストップでした。
日記ってこういうものか
「あたりまえも、あたりまえなんかじゃなかった」
ステイホームの間にユチャンはこの言葉をたくさん聞きました。
自分自身もその通りだなあと思っていました。
新しい生活様式が定着しつつある今でも思います。
今回は大遠征だったので東京経由で富士急まで飛んでいきました。
一人旅の中で何か吸収出来たらなあと思っていたのですが、久しぶりに乗った電車も「車両多いな」とか、久しぶりに見た富士山も「いやでけえな」とかそんな言葉しか浮かんできませんでした。
遠征から帰ったらnoteに残すぞ~って息巻いていたのに、三週間近く経っていて流石に驚いています。
そこから学んだことも一つ。
無理に吸収しなくて良いんだなあって。
久しぶりの一人旅でたくさん何かを得たかったのだろうなと思います(笑)
今日の朝ごはんも忘れちゃうくらいなのできっと刺激を形にして残しておきたかったんだろうと思います。
でも、この日記を書いていて気づきました。
知らない街の景色もそこで見た知らない人の顔も普段しない街の匂いも三日間の朝ごはんも全部思い出せることに。
吸収したかったものは意識しなくとも勝手に貯蓄されていました。
寂しいことにライブの思い出やオタクたちとの戯れの思い出は薄れていくばかり。
だから日記があるのか!とようやくすべて理解しました。
ユチャンが詳しく簡潔に日記を書けなかった理由にも気づけました。
沢山の幸せをもらった三日間はたくさんの出会いと力でできています。
沢山、ありがとうございました。
また、行きたいです!また、会いたいです!
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