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歩行と移動の違いについて

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪


《歩行と移動の違いは明確に分けていますか?》

何を大事にするかというと、目的地に到達してほしいという想いがあります。
例えば病院では、ベッドからトイレや食堂やリハビリ室に移動してほしい。
ゴールは移動手段の獲得です。
起居動作、移乗動作、移動手段として歩行、車椅子駆動が必要となります。

重要ポイント:私たちは歩行獲得を目的としているわけではない!!
目的地に行くことこそがリハビリの目的です!!。

昔は、歩行ができれば移動ができると思っていました。
移動手段を獲得するための一つの方法が歩行であることがポイントです。

《移動手段における歩行の役割とは?》

歩行の役割は、最も短い距離の移動に使います。
移動手段としては最も能力が低い。

皆さん、どれくらい歩けますか?
300メートルと言われたら歩こうかなと思いますが、1キロではどうでしょう?歩かないですよね。

歩行での移動距離長くても10-15分くらいです。
家から駅まで大体このくらい。15分以上になってくると自転車を使います。
家の中での生活、これがベースです。

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