見出し画像

歩行時のはさみ足の原因と考え方

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪

《はさみ足とは?》

はさみ足は、脳性麻痺の子がなりやすく、
歩行していると足が内側に入ってクロスしてしまいます。

《はさみ足の原因とは?》

なぜこんなことが起こるのでしょうか??
共同運動や連合反応といった痙性、筋緊張(tone)の異常が原因です。

痙性は伸長反射異常が亢進してしまうことで起こります。
伸長反射はそもそも姿勢反射、バランスを保つためにあります。

バランスとは支持基底面に重心をとどめておくことです。
伸長反射は、重心が支持基底面から逸脱してしまうことで伸びた筋肉を収縮させるために起こります。

上位運動ニューロンがコントロールしています。
上位が障害されることで反射は亢進してしまいます。

ここから先は

1,229字 / 2画像
この記事のみ ¥ 300

全国の悩んでいるセラピストに届くように、臨床のヒントとなり患者さんがよくなるように、心を込めて書いています。応援よろしくお願いいたします❣️