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待ちわびて…

あれから幾年月が流れただろう
お互い見つめ合って真剣に話し合いたかった
残酷にも想いを阻むものが多過ぎて
こんなにも長い間すれ違ってしまったね

そして一週間だけ許された
ほぼ干支が一回りするくらいの時を掛けて
でもすぐに話し合いは終わらなくて良かった
最後の最後までお互いの意見を聞きながら
お互い想いを受け止め抱きしめながら
ついに今日の日を迎えた

こんなにも近くにいたのに
こんなにも遠い存在になってしまっていた
だからどちらに話が進んでも後悔はない
むしろ向き合えたことにすら感謝する

お互いの流す涙は意味が違ってくるけど
嬉しさも悔しさも喜びも悲しみも
全て共に出来ると信じている
翻弄されつつも本当は近くにいた存在だから

明日にはまた次に向き合える日を心待ちにして
新しい日々が始まる
次の時にはどんな話し合いが出来るだろう
期待と少しばかりの焦燥感を胸に
またお互いに歩いて行こう

・ ・ ・ ・ ・ ・ 

今日は阪神タイガースとオリックスバファローズの59年ぶりの最終戦でしたね。
そこから着想を得て、エッセイ風の心象風景を詩に綴ってみました。
こんなドラマティックな展開、観れると思いませんでした。
両チーム、お疲れ様でした!
そして、また両チームの闘いを観れる日を心待ちにしています。

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