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2年ぶりの音楽会

今日は、我が子の音楽会でした。

自分自身のことも書くと、長くなるけど、まだ今月、10歳になった我が子のことを書こうものなら、本当に長くなるほどの文になりそうな。

子供の学校では、音楽会は、図工展と交互で毎年行われていて、今年は音楽会の年。

コロナが始まった年に、小学校へ入学し、小学1年生の時に、ちょっとした怪我がきっかけで、たまたま偶然、奇跡的に、重篤な病気が見つかった我が子。

7時間もかかった手術までしたのに、治す方法が無いとのことで、試しでやってみると医師から伝えられ、これからの治療については、院内学校に通うことになるだろうと伝えられ、小学校には普通に通えないと言われ…。

とにかく、治療ができないという時点で、私は絶望のどん底に落ちてしまったのだけど、そんな時を親子で過ごした2020年。

色んな奇跡が、私たち家族を救ってくれて、奇跡的に子供は学校へ他の子供たちと同じように通えていて、同じように給食を食べたり、遊んだりして過ごせている。

…色んな当たり前だったことができなくなったコロナ禍…どころじゃなかった我が家。

とにかく家族で一番、辛く苦しかったのは、我が子かもしれない。

それを見守る私も、正直、辛いしかなかった。

だけど…そんな時を経て、私は体育館のステージで、リコーダーを吹き、皆と大合唱をし、伸び伸び、生き生きとしている我が子を目にした。

スマホの方が、今時、画素数良いかもと夫がスマホを勧めたので、今回はスマホで録画し(今年も1人で観に行った)、合唱する我が子を見ながら、涙がこぼれると同時に、今年はスマホの手が震えた。

辛い、悲しいという気持ちって、なかなか他人にはわかってもらえないというのは、本当に今回のことでもよくわかった。

別に、わかってほしいなんて思ってないけど、わからないもんなのだなと、家族にさえ思っている。(悪く考えないようにしているけど、なんだか皆、ひとごとのような言葉しかなくて。)

自分自身の色んな気持ちの理解って、他の人からしたら、そういうもんなのかもしれない…と、今は割りきっているけど。(んー、ここは子供の頃から割りきっているところもあるかもしれない…色々ありすぎて…)

2年前は、この先がどうなるのだろうか?という不安しかなかった時を過ごしていた。

今年はでも、全然違う。

もちろん、まだ先のことがわからない状況ではあるけど、我が子は、2年前よりは、確実に子供なりのスピードで、変化してきていて、成長している。

それだけでも、いや…とにかく、皆と同じように学校へ通えていることだけでも、奇跡だと思っているし、スマホ画面に映る我が子を見て、なんて幸せなのだろうか?と思ってしまった。

そして、感謝の気持ちと、喜びが溢れた瞬間でもあった。

担任の先生からは、「児童の前での予行演習のとき、とても感動しました」と、交換日記に綴られていて、それだけでも嬉しかった。

これから先を考えたら、より一層、我が子のために、色々前向きなことを考えたい!

そんな気持ちにもなった…。

本当に本当に、ここまで大きくなってくれて、どうもありがとう。

そんな気持ちを込めたイラストの一枚です。

まだまだこれから、色々あるだろうけど、少しずつ、家族で歩んでいこう。

よその人からしたら、普通じゃないかもだし、欠陥だらけかもしれないし、色々思われてるかもしれないけど、私にとっては、最高傑作(子供をお腹に宿すまで、毎日苦い漢方薬を煎じて飲んだりもしてきたし…(笑)…)!

…そう、最高傑作の我が子。

さあ、まだまだ色々、お母さんと描いていこう。

人生をね。

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