指人形、はじめましたの行為と記録 Vol.132「ブルーベリータルト仕込み中」

ゆびにん制作日記（2024.03.25 - 03.31）
制作の進みが遅く、たいへん地味な1週間となりました。
3/25 (月) - 26 (火)　フルーツタルトの胴体組み立て。
3/27 (水)　ブルーベリーのパーツ切り出し。
3/28 (木) - 30 (土)　ブルーベリー縫い付け。
3/31 (日)　タルト生地の底面縫い付け。

今週読んだ本
『検索禁止』長江俊和（新潮新書）
読了。
おおむね楽しく読みました。
初見の都市伝説や風習や事件が複数載っていましたが、中でも「トミノの地獄」と「おじろくおばさ」が興味深かったです。
「トミノの地獄」は繰り返し読んでもよくわからないのが怖かった…
「おじろくおばさ」は人権どうなってるんだと思いましたし、表情がなく人との接触を自ら避けるっていうのが何とも悲しかったですね…
なんだか金田一耕助シリーズとかTRICKに出てきそうな風習だなと思いました。
金田一といえば、横溝正史の出生や家族構成については本書で知ったので
読者に対して相関図を理解させる気のないあの作風が実体験を基にして出来上がっているのは納得でした。
あと「『大家族スペシャル』での体験」は、著者が実際に観た映像について書かれていたのですが、夕食の際に部屋から出てこない長女を父親が迎えに行き、「テレビに出たくない」と言う長女に対し、父親が血が流れるほど暴力を振るっていたという内容でして、テレビ局は父親が手を上げた映像を持って児童相談所に通報しに行くべきだったのでは？と思いましたね…
良識のあるスタッフはフジテレビ内にいなかったのか…
この時に観た映像が2003年の『放送禁止2 ある呪われた大家族』に反映されているわけですが、作品として昇華されても、実際に暴力を受けていた彼女が救われるわけでは全くないと思います。2003年より前の取材ということは、90年代ということもあり得ますが、虐待っていう概念はなかったんでしょうか…テレビ局が密着していても平気で暴力を振るう様子からして、父親のDVはたぶん常態化していたでしょうし、実際の家族が今頃どうしているのかとても気になりました。
大家族スペシャルのエピソードについては、こちらに一部掲載されているので、気になる方は読んでみてください。