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Webクリエイター育成スクールSLashを修了して

SLashを受講して実際どうだったのか、まとめていきます。初noteドキドキです。
そもそもなぜ受講しようと思ったか、そして濃密だった半年間のカリキュラムで何を学んだのかなど、振り返っていきます。

「SLashに興味ある」という声を最近ちらほら聞くので、興味を持っている方や、今後受講を検討する方の参考になれば嬉しいです。

最初に軽く自己紹介。
● 1996年生まれ27歳
● 主な仕事はデザイン(Web / 紙)+ ときどきコーディング
● 大学卒業後は人材業界に就職。退職後、半年間デザインやコーディングを独学。実務経験を積むために今の会社に転職。

会社では1人デザイナーであり、SLashに入るまでスクールやコミュニティに一切入ったことがなく…社外の知り合いも0という状態。デザインや、Web制作のことを相談できるような人は全く居ませんでした。



なぜSLashを受講しようと思ったか

理由1 シンプルに、仲間が欲しかった。

デザインやWeb制作のことを相談できる仲間、一緒にスキルアップを目指す仲間が欲しかったのが1つ目の理由です。

SLashは最大24名と少人数制なので、「多人数すぎると仲良くできる自信がない…。」と思っていた私にとってはピッタリでした。
※少人数制:第3期以降は変更の可能性あり。

1クラス分くらいの人数なら、お互いのこともしっかり知れるし仲良くできるのでは?と、少人数制をプラスに感じていました。
実際、それぞれのメンバーがどんな人柄なのか、何が得意で、今後どんな道を目指しているのかなど深く知れるような環境でした。
既にフリーランスとしての道を歩み出している人や、現在の職場でさらに活躍できるようになった人など、さまざまです。


理由2 ちゃんと、学びたかった。

完全に独学の状態から現在の職場に転職したため、手探り状態で仕事を進めていました。
納品してお客さまには喜んでいただけているけど、こんな感じでいいの?
一般的な制作現場ってどうなっているんだろう…?と
モヤモヤする日々でした。
そのため、Web制作の現場で活きるスキルをちゃんと習得したかったのも受講を決めた理由です。

PhotoshopやIllustratorなどのツールは1人でいくらでも勉強できますが、制作現場で活きるスキルや考え方などを学べるカリキュラムは、とても魅力的でした。
期待通り、現役のプロである講師が行う週1の全体講義は、毎回めちゃくちゃタメになりました。


理由3 受講前の事前説明会で、思わず感動した。

説明会の申し込み時点では、「興味はある。いいな〜。」ぐらいの温度感でしたが、説明会を聞き、「え。絶対入りたい!!!」と感情を強く動かされてしまいました。
講師2人の熱い思いに、思わず感動すらしました。
あっしーさんの言葉に目頭が熱くなったのは、ここだけの話にしておきます。(笑)

定員オーバーした場合は抽選だと聞いていたので、どうか選ばれますように!という気持ちを込めて、説明会後すぐに講師2人のTwitterにリプライをしたのを覚えています。
無事、第2期としてSLashに入れると連絡が来た日は、とても嬉しくてホッとしました。


SLashを受講してみて実際どうだったか

本当に良かった。この一言に尽きます。
申し込んだ時の、自分の直感を信じて良かったと心から思います。

講師の2人を含め、信頼できるクリエイター仲間に出会えたこと。
物事の本質を考えて行動する重要性を学べたこと。
デザインすることや、制作することが好きだと改めて思えたこと。

そして意外な収穫だったのは、
自分がこんなに本気で打ち込める人間だったと知れたことでした。

とは言え、大変だったことや、しんどかったことも正直あります。
キラキラハッピーな部分だけを書くのはフェアではないので(笑)、
ここからは、リアルにどうだったのか、大変だったことも交えて各ステージの振り返りを書いていきます。


1st ステージ | プレゼンテスト

約120本の動画教材を視聴し、内容をプレゼンするというカリキュラム。

概要
・全25テーマの中から3テーマをプレゼン 
※ UX / コーディング / ディレクションなど全25テーマ
・自分で選ぶ1つ+講師からのランダム指定2つ
・カメラオンで話す
・制限時間は各テーマ5分
・合否あり

どのテーマが指定されるかが分からないため、テスト範囲は全て準備しておく必要がありました。

全25テーマ分の要約をプレゼン原稿にしたもの一部


同期メンバーとのプレゼン練習

プレゼンテストまでの期間は、SLashラウンジ(oVice)で毎日のようにプレゼン練習をしました。
ラウンジにいるメンバー同士で、お互いにプレゼンを見せ合い、良かった点と、もっと改善できそうな点をフィードバック。
やればやるほど上手くなっていくメンバーのプレゼンを見て、私も負けてられない!と、やる気を維持したままテストを迎えられました。
当日、テストは夕方からにも関わらず、緊張しすぎて朝からほとんど何も食べられなかったのは、いい思い出です。(笑)


人に分かりやすく伝えるって、想像以上に大変。

プレゼン原稿を用意していると言っても、テスト中に原稿を読むわけにはいかないので、全て覚え、時間内に話をまとめる練習をしてテストに臨みました。
話が上手くまとまらなかったり、伝えるべき内容を理解するために何度も動画教材を見返したり……。想像以上に時間がかかり苦労したのを覚えています。

また、カメラオンで話すのも最初は慣れなくて大変でした。
話す際の目線や適度なジェスチャーなど、より分かりやすく話せるよう、日々練習しました。
今思えば、ここでしっかりと話す練習をしておいたおかげで、その後SLash以外の方とオンライン打ち合わせをする際も、かなりスムーズに行えた気がします。


2nd ステージ | ポートフォリオ制作

サイトにどんな情報を載せたいのか、情報設計からスタートし、デザイン、コーディングと一通り進めました。


たくさんの丁寧なフィードバック

制作工程の全体を通して、講師の方からたくさんのフィードバック。特にデザインの段階では、もっと伝わりやすくするにはどう見せたらいいか、何度も何度も長時間にわたり、一緒に考えていただきました。

担当についてくださったのは荻野さん。講師でありつつ、現役で活躍しているクリエイターでもあるため、かなり多忙。相当忙しいはずなのに、しっかりと向き合ってフィードバックいただき、感謝しきれません。
単なる修正指示ではなく、自分で考える余白が残されていたような気がして、そんなスタイルのフィードバックが私にはすごく合っていました。

何度もフィードバックをいただくうちに、「神は細部に宿る」を自分のデザインに落とし込めるようになった気がします。以前からその意味は知っていましたが、「知っている」と「できる」は違う。身をもって感じました。

途中時点のフィードバック例 (Figma)
口頭でのフィードバックも合わせると、合計200個ぐらいあるかも…。感謝!!!

フィードバックの通りに考え改善していくと、どんどん良くなるサイトが嬉しくて、毎晩遅くまでポートフォリオサイトと向き合っていました。


時間の捻出に苦労しながら制作

日中は本業があったため、SLashの課題ができるのは主に21時以降。
だいたい2時3時、時には明け方までデザインする日もありました。
睡眠不足で体力的なしんどさはありましたが、こんなに一生懸命フィードバックしてもらえる環境なんて、そうそうない!と自分に喝を入れて過ごしていました。
やるしかない。と腹を括ることも時には重要だと言い聞かせました。(笑)
そうして、ようやく完成したポートフォリオサイトがこちら。

特に意識したこと
・Webサイトをつくる「目的」を重要視していることを伝えたい。
・詳しいことが分からなくても「話を聞いてみたい」と思ってもらえる構成にしたい。
この辺りを特に意識しました。


3rd ステージ | チームサイト制作

3人1組のチームに分かれ、LPを制作。活動時間やスキル感などさまざまな面が考慮された上で、講師からチームとポジションの発表がありました。

私はディレクター担当。デザイナー、コーダーと一緒に制作を進めることになり、不安と期待を感じながらいよいよ最終ステージ開始。


チームだからこその面白さを感じた

1人では出せないアイディアを、チームだから出せたことに、面白さを感じました。
特にページの情報設計においては、記載する文章の内容、順序、言葉の言い回しなど、各自の意見を取り入れることで、より分かりやすく伝わりやすくなった実感があります。

デザインの段階では、デザイナーが悩んでいる箇所をチーム全体で一緒に考えたりしたことも。もっといい見せ方あるのでは?とより高いクオリティを目指す時間が、すごく楽しかったです。
お互い「それは違うんじゃない?」という意見もあり、その度に話し合いながら1つ1つ進めていきました。


ディレクターとしての立ち回りに悩みの連続
ディレクターとしてどう振る舞ったらいいのか、日々悩みながら手探りでした。SLashのカリキュラムの中で一番迷い、苦戦しました。
今までディレクターの経験は0。
どんな役割なのか、一般的な知識としては知っている。
でも、実際どんな風に進めていけばいいか分からない。ということで、SLashの動画教材の中からディレクションに関する動画を一通り見直しました。

人を動かすというのは、口で言うほど簡単なことではない。
人間は理屈だけじゃなく感情で決断をする生き物。

SLash カリキュラム内動画教材『ディレクターとしてのあり方』

この言葉で、根底は人と人の関わりであることを再認識しました。デザイナーやコーダーを1人の人間として、きちんと尊重し誠実に向き合うことを心がけて過ごしたのを覚えています。
伝える内容だけでなく、どう伝えるか。
最大限いい伝え方をしようと常に模索しながらのチーム制作でした。

ディレクターの大変さを知るとともに、やりがいも少しばかり感じることができました。正直、大変さとやりがいは「8:2」ぐらいの比率ですが、貴重な経験をさせてもらえたと思っています。


最後の追い込み

納期の2~3週間前からは、ほとんど毎晩チームMTGを行い、最大限クオリティアップを図りました。
もちろん単純にMTGが多ければいいという訳ではありませんが、最後の追い込み期間は、仕上げる上で必要だったと思うし、振り返ってみても頑張ってよかったと思っています。
チームのメンバーには、遅くまでのMTG、本当に感謝しています。
夜中にお腹空いたねと言いながら制作した日々が、いい思い出です。(笑)

完成したLPは、サービスリリース時期などの都合上お見せできませんが、どのチームのLPもかなりいい感じに仕上がっていて、とっても誇らしいです♪


SLashを終えて今後の目標

  1. 個人でのデザイン仕事を増やしていくこと

  2. Webクリエイターとしてさらにスキルアップしていくこと

この2点が大きな目標です。
現在は、勤務している会社でのデザイン業務と個人でのお仕事を掛け持ちしていますが、少しずつ個人でのお仕事の割合を増やせるように活動しています。

目標と言わずとも当たり前ではあるのですが、今後も貪欲にスキルアップしていきます。SLashの期間中は、上手くできるようになって嬉しかったこと以上に、「出来なくて悔しい!もっといいデザインを作りたい!」と感じることがたくさんありました。
講師の2人やSLashのメンバーからもらった刺激を忘れず、今後もっともっとレベルアップを図ります。


最後に、SLash受講を迷っている方へ。

覚悟を決めて本気でやれば、SLashはすごく充実したいい環境です。本気で向き合うからこそ、得られるものがたくさんあります。

ちゃんとやりたい人。泥臭くても、がむしゃらに自分のスキルを高める努力をしたい人。一緒に頑張る仲間が欲しい人。そんな人にとってSLashは最高の環境だと思います。

もし何か気になることがあれば、お気軽にDMを送ってください。分かることでしたら何でもお答えします。
制作会社での勤務経験があるメンバー、子育てとSLashの両立をやり遂げたメンバーなど、さまざまです。
私と異なる属性の受講生の話が知りたいなど、ご要望がありましたら、可能な限りメンバーの中から探してご紹介します(笑)

このnoteが少しでも力になれたら心から嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


注意
SLash第3期以降のカリキュラム内容は、第2期と異なる場合があります。
詳細はSLash公式サイトなどで随時ご確認くださいませ。

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