△の会 #13|ゲスト:北川健太(旅館大村屋 15代目)8/27(木)21:00〜|
アートプロデューサーの林曉甫、編集者・キュレーターの塚田有那、そして編集者の桜井祐の3人でスタートした「△(サンカク)の会」。13回目には佐賀県嬉野の老舗旅館大村屋の15代目、北川健太さんをゲストにお招きします。
8/27(木)21:00〜 Bound Baw チャンネルにて
△の会 #13 |ゲスト:北川健太(旅館大村屋 15代目)
https://youtu.be/KMG8EbOLgI8
さて、そもそもですが、皆さん「嬉野温泉」はご存知でしょうか? 詳しい歴史などの説明については下記Wikiに譲るとして、ざっくりいう個人的なことを言わせてもらえば、僕がこれまでの人生で最も通った温泉地です。
「日本三大美肌の湯」のひとつに数えられていることからも分かる通り、無味無臭の重曹泉はとろりとした肌触りを持ち、湯上がりは肌すべすべ。さらに近隣はお茶の産地があったり(嬉野茶)、有田焼にルーツを持つ焼き物の産地だったり(肥前吉田焼)と、コンテンツに事欠かない土地です。
そんな嬉野で1830年から続く老舗旅館「大村屋」の15代目である健太くんですが、旅館業の経営にとどまらない、さまざまな企画の立ち上げ人でもあります。以下、彼が今まで手掛けてきた企画のあれこれを紹介しましょう。
1)「スリッパ温泉卓球大会」を発案。8年間毎月開催
2)日本中のスナックが一同に会する「第1回全国スナックサミット」を嬉野で開催
3)嬉野唯一の秘宝館の閉館にあたり「嬉野観光秘宝館のお葬式」運営(その後、映画化)
4)世界一ゆるいフェス「もみフェス」開催
5)嬉野川の川底を表現した日本最大規模のランタン空間作品「宵の美術館」を毎年開催
6)温泉街を巻き込んだ音楽イベント「嬉野温泉 DJ Music Jack」開催
7)お茶・焼き物・温泉を新しい切り口で考え、育み、もてなすプロジェクト「嬉野茶時」主宰
8)一杯のお茶を求める旅「ティーツーリズム」主宰
9)佐賀の持ち帰られる思い出「旅菓子」開発
ちょっといろいろ紹介しすぎたかな……。さらに最近ではビートルズ愛が高じてFM佐賀内で自分の番組を持ったり…
元バンドマンの経歴を活かして某ジムのCM音楽を作曲・演奏・録音したり…
ゲストと対話形式で語り合うSpotify番組を始めたりしています。
旅館の跡取り息子であるという出自と、無類の音楽好きであるという趣味を最大限活用しつつ、周囲を巻き込みながら次から次へと新たな一手をマイペースに打ち続ける姿には、同世代の一人として頭が下がります。
特に注目したいのが、多種多様なプロジェクトのすべてが「嬉野」という土地性に根ざした企画であるということです。というわけで今回のトークでは、
・(特定の)土地と向き合い、ナラティブを生み出すこと
・コロナを経て変わった取り巻く環境や個人の意識
・「ローカル」で括る/られること
などについて、共話を重ねらればと思います。
ほんとはみんなで嬉野に集まって収録したかったなあ。。お楽しみに!
8/27(木)21:00〜 Bound Baw チャンネルにて
△の会 #13 |ゲスト:北川健太(旅館大村屋 15代目)
https://youtu.be/KMG8EbOLgI8