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障害者年金を受給したかった話

 こんにちは。
かれこれうつ病になってから10年くらいの、ゆあです。

 今回は、障害者年金を受給したかった話を書こうと思います。

 障害者年金を受けたいと思った理由ですが、私は25歳くらいの当時、診断上ではうつ病になってから7年。専門学校を中退後は、仕事をまともにした事がありませんでした。最後にしたバイトが介護なのですが、就業して3ヵ月で胃と腸を壊して退職してしまい、その事をきっかけにまともな仕事ができる自信が完全にありませんでした。

 上記の出来事等から、就業できたとしても安定した収入は得られないと思っている私は、国の助けを受けなければ親が亡くなった後暮らせない。私も親や親族に頼ってばかりではいけないと思って色々調べた結果、障害者年金を受けたいと思ったのです。

 私は、担当の医師に障害者年金を受けたいという旨を話しました。回答は即答で無理ですという回答でした。しかし、「申請をするだけならできるし、診断書代の3000円をドブに捨てる気持ちで申請するならしてみても良いですよ。」と医師に言われて少し考えるという事になりました。私はその時、就業がとてもできる状況ではないのに、私はどう考えても人の助けが無いと生きていけないのに。何故国の助けが受けられないと判断されなくてはならないのかと、とてもショックを受けました。担当の医師とは長年の付き合いで信頼しているので、今考えたら本当に受けられないのだとは思いますが。

 障害者年金は、国民年金厚生年金の2つのくくりがあります。国民年金は2級から、厚生年金は3級から一定額の年金が下りる様になります。私が該当すると医師に判断されたのは3級がギリギリだそうです。3級該当ですと、まともに仕事をした事が無い私は厚生年金に入った事が無いので、障害者年金支給の対象者にはなりません。小さい時から病気を抱えてまともな金額を稼ぐ能力が無い人で国民年金しか加入していない人は年金を受けられる可能性がとても低いのです。いきなり生活保護をうけたら働かなくては生活できるくらいのお金は入ってくるので、人間的にダメになる可能性も上がってしまうと私は考えます。精神疾患に限ってはもっと低い基準の政府の助けが必要で、それが実施されたらもっと就業できる程回復する人が増えるのではと私は思います。もちろん、しっかりと判断ができる状況を作るべきだとはおもいますが。

 医師に障害者年金を受給できないと判断された私。いざという時の為に相談記録を作っておこうと思って、後日役所に足を運んでいました。相談したい内容は3点、生活保護と障害者手帳と障害者年金についてです。生活保護の担当者、障害者手帳の担当者。どちらの方も丁寧に説明をしてくれました。障害者年金については、この中ではいちばん早く必要だと思っていたので最後にじっくり聞きたいと思って最後にしました。生活保護や障害者手帳の担当の人も、年金については年金課に聞いてくださいと言っていましたし。

 さて、障害者年金の話を聞くために、私は年金課へ行きました。担当者は40台近くくらいの歳の女性でした。障害者年金についてお話を聞きたい、申請書も欲しいと言いました。しかし、担当者はとても高圧的な言い方で、「医師の許可が無いと申請書は渡せません!」と言い、どうでも良いような態度で年金について説明をしました。私は、年金が受けられない。こんなに生活に今困っていて将来も見えないのに。と思ったり、担当者の高圧的な態度に何も頭に入らなくなってしまいました。一通り適当に説明を受けた後に「わかりましたか?」とまた高圧的な態度。私は本当に頭に入らなくて、意味が解らなくて。「意味がわからない」と何度も繰り返し言いました混乱しすぎて頭が働かなくなって、上手く喋れなくなっていたのです。私は強制的にお話を切られて担当者は「次の方どうぞ」と言いました。

 とりあえずその場を立ち去るしかなくなった私。車に迎う足が重いのはもちろん。とても息苦しくなって息が荒くなって、めまいがしました。このまま帰ったら事故を起こすどころか倒れてしまう。と思ってしばらく車で休憩する事にしました。しばらく寝ていた私は、これだけの思いをさせられて大変な目にあった。私はこの後自殺してしまうかもしれない。せめて苦情を入れよう。と役所に電話しました。受付で話した人ではない人に事の経緯を話しました。電話で詳しく障害者年金についての話を聞き、医師の許可が下りれば申請ができる事をお話して貰いました。許可が下りたら申請しますという事になって、電話が終わりました。

 年金課の担当者の女性の高圧的な態度で体調を悪くする程なのだから、就業なんてできるわけがないと、意思がつよくなる私。すぐに医者に電話をして、障害者年金の申請書を貰っていいと許可を貰って役所へ戻りました

 年金課での担当者を変えてもらい、電話の時に話した人に申請書を一式貰いました。しかし、内容がすごく複雑な6枚以上の申請書を渡されました。書類の説明もしても丁寧にしてもらったのですが、私には理解が難しかったです。

 申請書を貰った後、やる事が5段階あるとしてら、3段階くらいまで終わったのですが、その後うつ病の体調も悪くなり、体力が尽きてしまって申請を挫折をしてしまいました。もう1年以上経っているので、いつも受診している心療内科で当時書いてもらった診断書はもう使えないでしょう。障害者年金を申請したい人がこれを見ている中でいらっしゃいましたら、理解がある人が身内にいたら手伝って貰った方が良いと思います。

 この経験を通して思ったことは、まず、精神疾患が関係する担当者選びは慎重に行った方がいいのではという事です。私みたいに、思考が止まるだけだったらいいのですが、本当に生活に困っている人が申請をしたいと言ったり、考えたりして相談に来るわけで、そんな時に高圧的な態度を取られたら暴れて事件を起こす可能性だってあると思うんです。それに、相手に高圧的な態度をとってその後問題が起こる可能性って低くはないと思います。

 そして、障害者年金の申請書の枚数や内容の難しさ。あれは尋常ではないと思います。私は誰かに手伝って貰わないと申請できないと思います。もっと重度の人だったら尚更です。お金が無いのに手伝いが受けられない人って、結局諦めるしかないのではと思います。困っている人を助ける為の制度な筈なのに、その困っている人を更に困らせる申請方法で本末転倒だなって思いました。

 自分の今の現状をこのままにしておいたら、いつかまた困るので、また申請のリベンジができたら良いなとは思います。しかし、多分私は年金を申請する事はできずに、生活保護を受ける事になるんだろうなとやっぱり今でも考えてしまいます。

 今回は、ここまでです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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それでは、良かったらまたお会いしましょう。
ありがとうございました。


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