ひとつは自分のために、もうひとつは誰かのために。
2020,7,26(日)☔
一年前の話です。
とあるお客様に絆創膏を頂いたことがありました。
「板前さんなんだってね〜、傷が耐えないでしょう。」
そのお客様は装いから恐らく、和尚さん。
2枚の絆創膏を私の手に置き、さらに和尚さんの手を被せて言いました。
「ひとつは自分のために、もうひとつは誰かのために。そのための2枚よ。」
そうおっしゃいました。
瀬戸弁ですかね?
「もうやっこしなねー」と小さい頃よく言われたなぁと思い出しました。
妹と半分こ。
すごく大切なことだなぁと思います。
何かを頂いたとき。
ご褒美にデザートを買った時。
ご飯を食べに行った時。
誰かと分け合えば、
自分で独り占めしたり、
ひとりで楽しむより、味わうより、
ずっとずっと幸せになるなぁと
この言葉に出会ってからより感じましたし、
より心がけて生きるようになりました。
そして、昨日気付いたことがあります。
これは心にもいえることなんじゃないかなと。
心を♡に例えるならば、
左半分は誰かのために、右半分は自分のために。
そういえば、うつになってから、
自分のことばかりだった気がします。
苦しい、しんどい、辛い、起き上がれない。
誰か、わかってよ。と。
だからもう少し、人のために動こうと思います。
そう思ったら、心にかかっているモヤモヤが、
少し取れた気がします。
今これを読んでいる人の中には逆に、
人のために心を使いすぎている人もいると思います。
心のバランス。
自分のためと、人のため。
半分こずつ。