#20 恵まれた時代
大手企業の初任給アップのニュースは今年のホットな話題だ。
中には初任給が30万円を超えるような企業もあるそうだ。高い初任給の中身を見てみると固定残業代が含まれていたりして基本給が少なく、給与制度をあまり知らない学生はよく調べた方が良いという意見もある。
優秀な学生を集めるために高い給与を提示するのは一つの戦略なのだろう。確かに高い給与を見ると魅力的だと感じる。給与・報酬面は就活軸の中で一番軸としている人が多いのではないだろうか。
Xで就職氷河期についてのポストを見かけた。就職氷河期。バブル崩壊や経済危機など社会情勢の変化により発生した就職難。高偏差値の大学生ですら大企業に入ることができず、多くの人が中小企業や非正規雇用を選んだ。
当時の就活体験談を聞くと今の就職活動とは全く異なったものであった。エントリーシートは紙で手書きであったり、面接は圧迫面接が当たり前であったり、入社できたとしても長時間労働、パワハラが横行していたり。現在と比較すると相当劣悪な状況であったことが分かる。
自分がもしその時代に就活生であったらどうしていただろうか。
氷河期世代の人たちが今の就活状況を見るとどう感じるのだろうか。
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