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その「好き」は、積極的?消極的?

お久しぶりです。
最近は活動的になって、文章を書くことも少なくなっていました。

でも、やっぱり、戻ってくるね。
言葉を紡いで、頭をクリアにするのは、私が生きていく上で必要な習慣なのだと実感。

ふと思ったこと。
自己紹介や自己分析なんかでも、自分の好きなもの(こと)は重要視される。

その局面に立たされる度、「好き」という言葉にとてもひっかかる。
それは、
好きの『意味合い』を明確にしてほしいと思うからだ。

例えば、「好きなものはカメラです。」という人がいたとする。

ではその人は、
1.疲れた時に無心でカメラに触れたいのだろうか?
2.非日常的な刺激が欲しくてカメラを手に取るのだろうか?

1は消極的(というよりは±0といったニュアンス)な意味合いの、好き。
2は刺激を求める積極的な意味合いの、好き。
意味合いは違えど、どちらもカメラが好きと言えるだろう。

刺激に溢れた世の中で、2のような積極的な好きは見つけやすい。
比べて、1のような消極的な好きは見つけにくいと感じるが、それゆえ大事にしたほうがいいと思う。

具体的な話をしよう。
私は「おおかみこどもの雨と雪」という映画が好きだ。
絵や音楽ももちろん、何より内容が好きだ。おおかみおとこ(父)というファンタジーな設定にも関わらず、内容はとても現実的で、自分の人生を考えるきっかけをくれる。

ただ、この映画を観ることは容易ではない。
自分が元気な時、現実と向き合う力のある時、体力を消耗しても大丈夫な時、加えて、目がパンパンに腫れて大丈夫な時でないと見ることができない。
好きだけど、怖いのだ。
DVDも持っているが、見れない。
パッケージを見ただけで、内容を思い出して涙が出てきてしまう。

私の感受性がバグってるのもあって極端な例になってしまったが、これに似た感覚を味わったことのある人もいるのではないかと思う。

好きだけど、好きだからこそ向き合うのが怖い。

これは先ほど挙げた2の積極的な好きだ。
積極的な気持ちがなければ、好きに向き合うことができない。

じゃあ私にとって1の消極的な好きは何なのか。
引きこもり生活を経て、植物を育てたり、猫と触れ合ったりすることが、消極的な好きにあたると気づいた。
もっと色々見つけていきたいところだ。

どちらの好きがいいか、悪いか、ではない。
どちらの好きももっていれば、その時々に合わせて自分の好きを味わうことができるだろう。

積極的な好き
消極的な好き

この考え方で、ちょっと気分が楽になった。
貴方の、その好きは、どっちの好きですか?

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