【再定義】私のMission / Vision / Value
再定義をする理由
以前、「私のMission / Vision / Value & 原体験」を書きました。
公開したことで、より多く方々と、より深い関係を築くことができました。
人生を変える出逢いにも恵まれました。
心から皆さんに感謝しています。
そんな中で、Mission / Vision / Value を再定義する理由。
「自己肯定感を高めて、前進するため」です。
2020年1月、会社という組織から離れて、個人として仕事をしていくにあたり、悩みました。
いや、カッコよく言い過ぎました。
正直に言えば、「個人で立つ」という体験したことのない世界に足を踏み入れて、恐れていました。
初めての挑戦。
失敗して当たり前だとわかってる。
でも、何か、心地よく踏み出せない。
スキルへの自信のなさ?
家族を食べさせていく不安?
それもあるけど、それが全てじゃない。
チカイケさんに徹底的に"why?"を深堀りしていただいた結果、見えた本質的課題。
私は、自分が言語化したことを心から信じることができていない。
だから自信が無い。自己肯定感が無い。
Mission / Vision / Value。
私の想いと似ていると感じたものを拝借して、自分自身で言語化することから逃げて、自分のものと無理矢理思いこませていました。
自分が心から
■解決したい社会課題 = Mission は何なのか?
■実現させたい世界観 = Vision は何なのか?
に再度向き合い、前進するための自らの原動力に変えます。
Mission = 解決したい社会課題
元々のmissionは「個と組織を生かす」でした。
これは、私が新卒で入社したリクルートマネジメントソリューションズ(以下、RMS)のブランドスローガンです。
(↓RMSの会社案内ページより抜粋)
4歳で父親を亡くした原体験に始まり、今までを再度振り返りました。
人生の使命を強烈に意識した、在籍した直近数社で経験したこと。
直面した本質的な課題は全て同じでした。
前提として、私個人の価値観や倫理観として「個人と組織の可能性を最大限に活かす」があり、それを信じています。
一方で、その価値観を持たない人も存在します。
そして、そういった人の存在を私は肯定しています。
経営戦略と人事戦略について、抽象化した簡単な例を挙げます。
(以下は、ある特定の一社ではないことを強調しておきます)
このメッセージがCEOから発信されている組織での実態が
■CEOの指示を聞いてその通り実行する人間だけが求められている。
■メンバーが、本音の意見を言えない。自律的に行動できない。
■自律的に行動できる人材ほど、組織から遠ざかっていく。
であったら、みんな不幸せな状態です。
ここで言う「みんな」は「メンバー」をイメージされた方が多いと思いますが、「CEO」も含まれます。
戦略の一貫性/言動の一貫性が失れて、目指す状態からどんどん乖離していき、CEOも会社も不幸せな状態です。
もし仮に
■変化が少ない
■新たな創造よりも均質であることに大きな価値がある
といった環境であれば、全ての個人に大きな裁量があることはむしろマイナスです。
環境そのものと、その環境下で各々に求められる役割を、組織の全員が心から納得してその通り行動しているのであれば、きっと全員が幸せなはずです。
自分の中に「●●したい」という強い想いがある。
それを押し殺している。
(周りに良く見られたい)と本当の想いを隠して、偽りの自分を演じている。
つまり、個人の「主体性」が死んでいる状態。
その個人が、最大の可能性を発揮できない状態になっている。
他の誰でもない自分自身の人生を生きることができていない、という損失。
個人だけでなく、企業や社会にとっても、人という有限な資産を最大限活かしきれていない、という損失。
すべての個人の主体性が発揮されることで、そういった「もったいない」を社会から無くしたい。
粗削りな部分もあるかもしれませんが、今の時点で私が本気で解決したい/無くしたい社会の課題は、これです。
Vision = 実現させたい世界観
ただ、もっと自分が本気で目指したいと思える世界観にするために、「好き」の具体的な要素を解像度上げてイメージしてみました。
■好きな仲間と一緒に
■好きな仕事を
■好きなお客様と
■好きな時に
■好きな場所で
■好きなだけやる
Value = 大切にする価値観、行動指針。そしてCHROになりたい理由
①全てに「いいね!」
②分からないに飛び込め、分かったら離れろ
③行ったり、来たり
④大きくぶち上げ、小さく動き出す
Valueも↑のとおり、前回から不変です。
ただ、Valueの中で最も大切にしていたはずの【①全てに「いいね!」】が実践できてないという気づきがあったので、自戒を込めて書き記しておきます。
私は想いが強い時ほど、無意識に「私は正しい・相手は間違っている」とみなしていました。
この例で言えば、何の対話も無く
「張り紙をしてください」
は、張り紙をしていなかった相手を肯定できていません。否定しています。
私や他の人がやけどをした、という怒りの感情に引っ張られています。
相手の方が旅館というサービス業であったから、このアプローチでもたまたま聞き入れてもらえただけです。
そうではなかったら、私の言葉を受け入れずに反発されたり遠ざけられたりしたでしょう。
まず「張り紙をしていなかった」相手を肯定することから。
していなかった理由や想いが必ずあるはず。
そこに向き合い・寄り添い・解け合う姿勢を、言葉や行動で表す。
企業に当てはめると、私が誰よりも向き合いたい相手はCEOです。
Missionの部分で書いたように、個と組織への強い想いのきっかけは「現場」「メンバー」でした。
(個と組織を大切にしないCEOのせいで、現場のメンバーが死んでいる)
(CEOの考え方を変えなければいけない)
経営視座で課題を見たつもりが、最も解け合うべきCEOを無意識に敵とみなしていました。
そのスタンスはきっとCEOにも伝わっていたのだと思います。
私からの働きかけは、手を変えようと品を変えようと、きっとCEOにとっては全て「私は否定されている」と感じていたのではないか。
そんな関係性では、解け合うどころか、反発されて当然です。
私の人生のMissionを真に体現するには?
より多くの人に影響を与えられるようになるには?
組織において最大のレバレッジを効かせられるCEOを、自分が価値を提供する顧客と定義し、CEOに対して自分の主体性を最大限発揮する。
そのためには「人事」ではなく、CEOと同じ視座を持ち同じ責任(Chief)を負う覚悟を持つ【CHRO(Chief Human Resource officer = 最高人事責任者)】の役割を担える自分で在りたい。
とんでもない長文・駄文になってしまいましたが、私のMisson / Vision / Value を再度考え抜くことでCHROになりたいという想いが強まりました。
この想いを分かち合える方と一緒に仕事をさせていただけたら、幸せです。
そして、それに足る自分で在る努力を続けます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?