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#44. 部下の理解度を確かめ、「徹底」させるコツ

私は、今年度で社会人経験17年目となりました。
そして、私の社会人としてのキャリアのなかで、管理職経験がその約半分の期間を占めるようになりました。

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上司という立場になると、部下へ説明したことの理解度を確かめたり、ものごとを「徹底」させる必要が出てきます。
今回は上司の立場として、その手段について、私がやってみて効果があったことを中心にお伝えしていきます。


「徹底」とは?

徹底という言葉は、仕事をしていたらよく使う言葉ですよね。
そもそも、徹底とはどういう意味でしょうか?
ネットで検索すると、以下のような説明が出てきます。

底までつらぬき通ることの意
中途半端でなく一貫していること。
すみずみまで行き届くこと。

デジタル大辞泉 小学館 より

「徹底致します」とは簡単に言えますが、それを有言実行するには、組織のすみずみまで指示を理解させて実行させる必要があるのですね。

部下に指示を理解させるための手段としては、以下のような方法があります。

  1. 文面を送る

  2. 口頭で説明をする

  3. 口頭で説明し、部下に同じ説明をしてもらう

  4. 口頭で説明し、部下に計画を聞く

  5. 口頭で説明し、部下から完了報告をもらう

  6. 口頭で説明し、目視で確認する

  7. 部下とともに、一緒にやる

下にいけばいくほど、細かい管理(マイクロマネジメント)になりますが、徹底の可能性は上がっていきます。

部下の能力にもよりますが、私の経験では 1.と 2.だけで徹底まで至ることは皆無だと感じています。

3.より下は、部下の言語化が必要になるので、徹底に至る可能性が飛躍的に上がっていきます。
「理解した状態=説明できる状態」と言われるように、理解が出来ていないことは説明ができません。

そして、5.と 6.はセットと言えます。上司の確認というアクションも必要になってきます。

7.は究極の方法です。複数人の部下を受け持っていると、1人か2人は言ったことが実行に移されない、結果を出すことができない部下がいると思います。
そういった部下に結果を出させるためには、この方法を選択する必要が出てきます。
上司の根気強さが必要です。

以上、部下の理解度を確かめて「徹底」させるコツを、私の経験をもとにお伝え致しました。
部下のタイプも様々で、上司の干渉がなくとも勝手に進めていくタイプや、口で言っただけではなかなか行動に移さないタイプなど、その人に合わせた方法を見極め、選択することが大事と考えています。

部下をマネジメントする立場にある方には、ぜひ参考にしていただきたいです。



ごるちきさん

みんなのフォトギャラリーより、
今回の画像を使用させて頂きました。
ありがとうございます。

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