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1月 俺的化学業界ニュースまとめ+関係特許の調査
1月の化学業界ニュースで印象に残ったものをまとめていきます。+して、月に気になったニュースに関する特許を限定して3つ見て、コメントしていきます(月末更新予定)。
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高速道路における緑の価値の定量的評価に関する調査研究 報告書
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三菱ガス化学
化学大手メーカー。日本海に天然ガスの自社鉱区を所有し、過酸化水素、キシレン誘導品、アンモニア誘導品、エンジニアリングプラスチックなどの化学品を生産しているほか、サウジアラビアやベネズエラなど海外で、メタノールを合弁方式によって生産している。(wikipedia参照)
石油製品、ポリマー製品が主な製品ポートフォリオである。
今回はCO2由来のメタノールの製造について着目する。
該当特許 特開2004-315473
検索式
![](https://assets.st-note.com/img/1675129234602-MszD81CLpD.png?width=800)
(11)【公開番号】特開2004-315473(P2004-315473A)
(43)【公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
(54)【発明の名称】メタノールの製造方法
(57)【要約】
【課題】天然ガス等の原料ガスの脱硫を図ると共に、二酸化炭素回収装置で回収する二酸化炭素量の増大、メタノールの増産化を図ることが可能なメタノールの製造方法を提供する。
【解決手段】原料ガスを脱硫装置により脱硫する工程と、改質器に前記脱硫後の天然ガスを水蒸気および二酸化炭素と共に供給し、水素、一酸化炭素及び二酸化炭素を主成分とする合成ガスを生成する工程と、合成ガスをメタノール合成触媒上で反応させて粗メタノールを合成する工程と、粗メタノールを気液分離して液状粗メタノールと主に水素を含むパージガスとに分離する工程と、パージガスから水素回収装置により水素を回収する工程とを含み、天然ガスと共に供給される二酸化炭素を改質器の燃焼輻射部からの燃焼排ガスから回収して用い、水素回収装置で回収した水素リッチガスを粗メタノール合成工程の前流側に供給し、未回収の水素リーンガスの大部分を前記脱硫装置に供給することを特徴とする。
その他、CO2由来のメタノール製造関連特許は10件ほどあった。
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AGC
世界最大級のガラスメーカー。建築材料、自動車向けなどのガラスを中心に、電子部材やその他の化学関連素材を製造・販売している。特に、ガラスについては、世界における最大手である。建築用ガラス、フッ素化学製品などを主に取り扱う。(wikiperida参照)
今回はガラス溶解についてのシミュレーションに着目する。
該当特許 検索ヒットならず。
検索式
![](https://assets.st-note.com/img/1675130114016-25h9hritX8.png?width=800)
検索ヒット0件。おそらく出願していて、公開はさきだろうか。
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マイクロ波化学
今回はマイクロ波化学の出願情報をLens.orgでパテントマップ化してみた。
Lens.orgでの分析
検索式
![](https://assets.st-note.com/img/1675131297920-aogP2fVTg6.png?width=800)
パテントマップ
![](https://assets.st-note.com/img/1675131248497-wAv9RWX2t1.png?width=800)
JP出願は当たり前だが、EP出願が目立って多い。
これはおそらく、下記が原因だろう。
2014年には、世界最大手のドイツの化学メーカーであるBASF社と
プラスチックなどの原料となるポリマーの共同開発契約を締結しました
![](https://assets.st-note.com/img/1675131250820-7tqmQcPSKH.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1675131253363-hLrfjsq3Jq.png?width=800)
① B01J 19/12・・電磁波の利用[3]
②H05B 6/80・・特殊応用装置(マイクロ波を用いて加熱するストーブまたはレンジF24C7/02)[3]
③H05B 6/64・マイクロ波を用いた加熱[3]
特許では、やはり電磁波・マイクロ波に関する特許が多い。
しかし、電磁波・マイクロ波の対象は、カルボン酸のようである。
⑤C07C 67/08・カルボン酸または対称無水物と有機化合物の水酸基またはO―金属基との反応によるもの[2]
⑥C07H 13/06・・・脂肪酸[2]
技術としてHPにしっかり開示しているところからも、ポートフォリオの割合が高い理由がうかがえる。
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