サマリアの操作体験してみた!
はじめに
大瀬さん(Patent IntegrationのCEO)から特許文書の読解支援AIアシスタントサービス「サマリア」のご紹介をいただいた。
大瀬さんに使ってみてのコメントなどをお願いしたいとのことなので、自分で使ってみて、どうだったかを書き連ねてみる。
サマリアを使う背景・課題
サマリアでは、特許文書以下の課題を認識し、サービス=特許文書の読解サポートサービスを展開している。
特許文書の内容を理解するのに時間と手間がかかり面倒
特許文書中に用いられる⽤語定義の把握に時間がかかる
特許文書の⽤語同⼠の関係を把握するのに時間がかかる
クライアント、上司へ説明する要約(サマリ)作成が手間
個人的に業務(特許分析・調査業務)では、特許明細書内容を見るにあたって、用語が何を指しているのか、用途は何か、新規性は何か、その関係性、どこに記載しているのかを把握するのに時間を要しているので、本サービスの課題感はとても助かると感じた。
サービスの特長
特許文書の読解サポートの特徴は以下である。
AIアシスタント、最新の人工知能技術「Open AI GPT」と連携によるアシストはかなり便利である。文字のハイライト、位置関係の把握以外に、特許文書の把握をするための要約は先ほど述べた課題にクリティカルと考える。
本件で試した特許公報
さて、今回試した公報は以下のものである。
ここからは、サービスの使用感をコメントしていく。
公報のアップロード
公報番号を入力する。本サービスは現状、JP、US、EPに対応している。
基本機能
さて、操作を行なっていく。この項では、個人的気になったところを述べていく。
アシスト機能
・キーワードの色分けができる点がとても読みやすさにつながっている。
・右下のジャンプ機能(発明の効果などの項目)が読みたい項目を素早く読めて便利
共有機能
・発明者との共有・コミュニケーションができるのは良い
・コメントとかはどうすればよいか?
・付箋など見てほしいポイントへの色付けができればかなり良い
AIアシスタント
特許分析をする際によく見る項目をまとめてほしいという目的で2点質問した。
この発明の課題と用途を教えてください。
↓ AI回答
・これは捉えられていると思うので、良かった。とても便利。
・横幅が可変なら良いかもしれない。
以下に該当する具体的な化合物を明細書から抜き出してください。
各々独立的に置換若しくは無置換の環形成炭素数6以上30以下のアリール基、又は置換若しくは無置換の環形成炭素数2以上30以下のヘテロアリール基
↓ AI回答
・L1を認識し、該当番号にジャンプできるのがとても良い。
試行1:この発明の新規性、優位性を教えてください。
↓ AI回答
質問を変更
試行2:この発明の化合物の新規性と優位性を教えてください。
↓ AI回答
・「明確な記載がありません」はとてもよい回答だと思った。その中で出せる回答がでている。とても良い。
試行3:この発明のアミン化合物の新規性と優位性を教えてください
↓ AI回答
・欲しい回答が返ってきた。
・質問アシストはあったほうがよいかもしれない。
→(大瀬さん)質問アシストは「AIアシスタントに質問する」ボタンがある。
まとめ
以上
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