![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117604472/rectangle_large_type_2_ea8a6ae7ebee55f87097072137ad02f2.png?width=1200)
Photo by
i_am_i_am_i
今を泳ぐ
どうして太陽は
ひとつしかないんだろう
そんなだから
東から昇れば西に影が落ちる
ステージのスポットライトの様に
太陽がいくつもあったなら
僕の影も
そして君の影も
覆い隠してくれただろう
津波の様な情報の中で
溺れてしまいそうな現代だから
大きなうねりに流されるのがいい
でも僕は離さず持ってるよ
君が見せてくれた光
荒波の中でもみくちゃになっても
変わらず美しいもの
どうして僕らの目は
ふたつしかないんだろう
そんなだから
影を見ると光が見えなくなる
全知全能 神様の様に
全てを見て知ることができたなら
光と影がうらおもてだと
忘れずにいられるだろう
津波の様な情報の中で
溺れてしまいそうな現代だから
大きなうねりに流されるのがいい
でも僕は忘れずに覚えてる
君が頑張る姿
どこにいても この目を瞑れば
いつでもここにいる
流れに逆らうことは
いつだって 大変だ
でも君が逃げないこと知ってる
水を呑み
足が止まり
押し戻されても
今はまだ見えないゴールを
きっと諦めたりしない
この僕には腕は
2本しかないけれど
冷えた君の身体を
抱き締めるには十分だ
苦しい時には 頼ってほしい
降りかかる あらゆる悲しみから
君を連れ出して
遠く逃げ出して
幸せな夢を見よう
起きたらきっと
君はいない
でも それでいい
泳ぎ疲れたらまた
戻っておいで
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?