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日本に住んで27年目にして出会うはじめましての食材たち②

はじめまして、アケビ。

これを読んでくださっているみなさんは、アケビという食材(果物?なのか?)をご存じだろうか。
わたしは先日「アケビ、いる?」と聞かれたとき、それが食べ物であることすらわからなかった。

そんな、アケビをいただいた。
ザクロみたいに、種のまわりを食べるもの、らしい。
外から眺めていてもいっこうに味の想像ができず、少し熟れるのを待って、思い切って二つに切ってみた。

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なんだか、南国のフルーツっぽい。
(タイでよく食べる、ドラゴンフルーツ的な・・・)
スプーンですくって、種ごと口に入れる。みずみずしくて、甘くて、はじめて食べる味がした。

ちなみに、なんと皮も食べられるという情報をゲットしたので、傷んでいない部分を切って水につけて、甘味噌炒めにしてみた。
茄子のようにとろとろした触感でこちらも美味しくいただけました!

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ちなみに、上の写真、緑色の野菜はピーマンではなく、かぐらなんばん。
こちらは、先日県内の山のほうに行った際にはじめて出会った野菜である。
辛いものは苦手だが、こわいもの見たさで買ってみると、かぐらなんばんを切った手で唇を触るだけでヒリヒリする。こりゃ、なんと。

実際食べてみてもけっこうピリリとするが、食べられないほどではなかった。
(ちなみに、こんな丸っこいピーマンみたいな形をしている)

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その他にも、近所の方から「イナダいるか?」と言われ、イナゴのような虫を想像しながら「それなんですか・・・?」と尋ねると呆れたような顔で「魚だよ」と返されたのでいただいたら、とってもとっても美味しかった。
(こちらはブリの子どもらしい)

また、豚汁のおすそ分けをいただき、
「ここのお家は豚汁にじゃがいもをいれるのか・・・初めて食べたわ」と思っていたら、別のお宅でご馳走になった際にもじゃがいもが入っていて思わず、「新潟の豚汁ってじゃがいも入ってるんですか?」と聞いた。
新潟、少なくともわたしの住む町の人たちにとっては、これが当たり前らしい。

数か月経っても、相変わらず驚きとはじめましてが途絶えないことに驚くとともに、同じ日本でも住む場所が違えばここまで文化が違うのかとカルチャーショックを受ける日々。
違うという前提があるから、海外のほうがショックが小さい気さえする。

そんなこんなでいろいろあるが、前向きに受け止めて日々過ごしていけたらなあと思う。
ああ、目の前の夕日が綺麗だ。そして、口の中はまだちょっとかぐらなんばんでぴりっとする。

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