見出し画像

ブランドや商品の信用を最悪にする…絶対にやってはいけないSNSマーケティング手法…

今回も多くの企業がやっているSNSマーケティングについてのお話をしたいと思います

読んでもらいたいターゲットとしてはSNSマーケター、企業の広報・SNS担当者・もしくはこれからSNS運用やインフルエンサーを活用した戦略を行おうとしている方です

みなさんはインフルエンサーマーケティングという言葉を聞いたことがあると思います

SNS上にファン(フォロワー)を持つクリエイターに商品やサービスをお金を払ったり無償提供してPR投稿する宣伝のことです

これは正しいやり方をすれば認知だけでなく購買にも繋がる強力なプロモーション方法でありますが、自社でやろうとしたり下手な代理店を使って行おうとすると企業やブランドのイメージを取り返しのつかないほど毀損させる可能性がある怖いPR手法です

まず、こんな偉そうに言い切る私がどんな人間かというと3年間SHIBUYA109のSNS責任者として109のSNSはもちろんインフルエンサーを活用したPR戦略を担当していました

その中でたくさんの代理店やインフルエンサーと関わってきました

また個人のアカウントも約11万フォロワーほどいるため数えきれないほどのステマ・PR依頼をされています笑(今まで一度も受けたことはありません

もう本当にたくさんの経験や実体験を元にこのお話をします

まず企業がやってはいけないこと…

代理店を挟まず自社でインフルエンサーマーケティングをやることです(ちなみに代理店を推奨するわけではないです)

えっ、でも代理店に頼むと手数料とか必要だから自社でやったほうが
コストパが良くなるんじゃ…?と思いますよね

ではなぜ注意が必要なのか?簡単に行ってはいけない理由は三つあります

①同ジャンルのインフルエンサーは繋がっている

②インフルエンサーマーケは量でなく質

③ブランドを棄損する状態が永遠残る

では順番に説明をしていきます

①同ジャンルのインフルエンサーは繋がっている
まず、飲食店であればグルメ系、アパレル・ファッションであれば
着こなしなどのアカウントを対しPRの依頼をすると思います

ここで気を付けたほうがいいのが、インフルエンサーて横のつながりがめっちゃ強いんです(笑)僕、1万以上ならほとんどのグルメ系インフルエンサーは知ってたり、109の仕事で関わってきました

ここで問題のポイントですが、企業がやりがちなのがインフルエンサーによって提案する報酬やサービスを差別していることです

実体験でいうとあるお店から無料にするから食べに来てほしいという依頼がDMでありました
私のアカウントの方針上で報酬額に関わらずステマやPRは全て断っているのですが、後日確認したところ近いパワーを持つインフルエンサーには多額の費用を支払ってPR依頼していたのです

これを見たインフルエンサーはどう感じるでしょうか?

僕はステマもPRもやらないからいいんですが、僕はそのお店に生涯行きたいとも思いませんし、人にも勧めようとは到底思えません

通常PRをやったら1フォロワー1円といわれている相場に対して、ワンチャン無料でPR依頼してきて他のアカウントにはお金を払ってるなんてイラっとしますよね笑

お店もワンチャンと思って悪気はないと思うのですが非常に悪い印象を与えてしまうので気を付けましょう

そのため、フォロワー数に限らず共通の報酬にするかフォロワー数×○円と単価を設定してインフルエンサーに伝えることがベストです

また気を付けてほしいのは絶対に#PRをつけて企業とインフルエンサーの関係性をきちんと標記してくださいね

たまにPRつけない方が反応が良い、自分の出し方に任せてほしいと言ってくる人もいますが、そういう人には依頼しない方がいいです(問題となっているステマですね)

見ている人に嘘をついていることになります

SNSは嘘がバレます。絶対にこれだけはやらないようにしましょう


②インフルエンサーマーケは量でなく質
とにかく拡散してほしいとの理由でフォロワー数が数千~数万のインフルエンサーに対して無差別にPR依頼のテンプレを送ってませんか?
インフルエンサーはある意味PRする時に自分のフォロワーの信用を切り売りして発信をしています

ある程度リテラシーがあるインフルエンサーであればなんでもPRを受けるわけでなくフォロワーとの親和性を加味して判断をします

そしてここでもポイントが影響力のあるインフルエンサーからするとそんな無造作にDMを送りつけてくるブランドや商品などよっぽどでなければ自ら使いたいと思いません
もしかしたら今後自然とファンになって拡散してくれるかもしれない影響力ある潜在顧客を自ら失っている可能性があるのです

時計メーカーとか来るんですがグルメ系なのに無理やり時計つけて料理と一緒に発信してクーポンコードつけろなんて無理ありますよね(笑)

そのため商品とインフルエンサーの親和性を考慮した上でしっかりと依頼をした方がいいです
また、DMやメールなど顔が見えないコミュニケーションだからこそなぜそのクリエイターにお願いするのか?思いをきちんと伝えましょう

また、代理店などに頼む際も注意が必要です
代理店もバイトにやらせてBOTのように大量にDMを送り付けてます笑
代理店に依頼する際のポイントは、きちんとクリエイターと直接会った上で仕事を依頼している信用のおける企業か確認しましょう

本当に大手から中小まで様々な代理店と会いましたが、私が知る中ではクライアントの要望にきちんと応えそれにマッチングした仕事を依頼してるのは2社だけでした

見極めが本当に重要です。きちんとした会社はクリエイターとクライアントの要望に対してきちんとすり合わせをした上でプランニングをしてくれます(希望あれば教えます)


③ブランド棄損している状態が永遠残る
①、②でお話したことを行うと自社のアカウントに最悪な状態が発生します
よくPR発信をしてもらうさいにタグ付けを依頼してないでしょうか?

このタグ付けは他アカウントからタップしてもらって自社アカウントに流入させるメリットがあります。
しかしこれがランダムにDMを送り付けて依頼したクリエイターのコンテンツが近い時間で一斉にタグ付けをしているとどうなるでしょう…

客観的に見てお客さんからすると、商品に自信がないからPRばかりしているブランドという見え方になります

SNSの発展と共に、顧客自らが自分の言葉で商品レビューし、推薦するということに対し商品への関心や共感を生み出すのにも関わらず最悪な醜態をさらすことになります

しかもクリエイターにはこちらから依頼やクリエイターの好意によってタグ付けしてるので後から取ってくれなんて言えませんよね

若い世代に限らずSNSで情報を取得するのに慣れている人の感覚をバカにしてはだめです。本当に一目見ただけでわかるんですよね…

それも僕だからと思うかもしれませんが、一般の子からも○○はステマやPRばっかの投稿しかタグづけされてませんてコメントを本当に多く頂きます…

また、フォロワーさんと話していてもPRばっかりやってる企業は魅力を感じないと言っています(インフルエンサーがPRばかりやっていてもそうです)

もちろん一過性の売上や認知は取れる可能性がありますが、長くブランドや商品に触れてほしいのであればインフルエンサーとの親和性を考えずにフォロワー数だけ見てPR依頼する手法は最もやってはいけないことです。

まとめると…

①自社でいきなりインフルエンサーマーケをやらない

まずやるやらないにしろ代理店をいくつか当たって見て少額でも実施してくれて親身になってくれるところを見つけて盗みましょう(コストは1フォロワーにつき1円~3円要求されますが、もう少し勉強してくれる会社もあります)

②インフルエンサーへの報酬は1フォロワー○円と統一して設定する(商品提供の場合も統一)しかし、商品提供ですとフォロワー数が多い場合受けてもらえる可能性は低いです

③良い代理店に頼んでインフルエンサーマーケがどんなものか体感する


さらに間違ったインフルエンサーマーケをする企業(代理店でなくクライアント)に多いのが自社のSNSをおろそかにしていることです
僕がいうおろそかの定義はいくつかあります

①お店の宣伝だけ発信している(一方的なPR)

②なんとなくの投稿(自分は良いと思っている)

③フォロワーが求めていることを発信しない(ニーズを汲み取ってない)

④アカウント担当してるけど普段はSNSで情報収集していない(そもそもSNSの仕組みやユーザー心理を理解していない)

特に④が該当する人は今まで伝えたインフルエンサーやそれを見る多くのユーザーの気持の理解ができないため、知らず知らずイメージを壊している可能性があります

デジタルだからこそ、顔が見えないからこそ、誠実、共感、親近感が大切です

以上、長くなりましたが勉強になると幸いです!

何かお困りなことがあればお気軽にご相談ください!

またインスタ運用のnoteも書いています!

わずか4ヶ月で5.6万フォロワー!今から始めるインスタ攻略術
※無料で読めます

最新インスタ攻略術!平凡なサラリーマンが半年で8万フォロワーを獲得したノウハウ
※無料を読んでもっと具体的に知りたい方はこちら

それでは最後までありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?