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ヨーロッパの古民家のような雰囲気を再現したエクステリア
アンティーク好きな安田様の思いやこだわりを汲んで、モルタル造形を施し
たエクステリアをご提案しました。
モルタル造形とは、特殊なセメントと骨材・水を練り合わせてつくったモルタルを用いて、自然石・レンガ・枕木・タイル・金属などの雰囲気を表現した工法のことです。
質感リアルに再現でき、アンティークな風合いを演出することができます。
施工前の状態がこちらです。
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そして、こちらが完成したエクステリア。
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どこまでもこだわりを貫いたプランは、施主様が思い描いてきた夢をプランナーと二人三脚で叶えた唯一無二のエクステリアとなりました。
施主様の夢を叶えるためのエクステリアイメージワーク
何十年も前からそこにあったかのように味わい深い塗り壁、長い時を刻んできたかのようなレンガ積の階段を上っていくと、見えてくるのは情緒のあるアイアンの門扉、アプローチにはアンティークレンガ…、まるでフランスやイギリスの古い民家のような佇まいが印象的な安田様邸。
通りからも目を引くエクステリアはアンティーク好きにはたまらない要素がギッシリ詰め込まれています。
思い描いているイメージをいざ人に伝えようとすると、頭ではわかっていてもなかなか言葉にするのは難しいもの。
潜在的なご要望を具体的なエクステリアプランに落とし込んで行くためには、施主様とのコミュニケーションはもちろんのこと、お住まいを拝見したり、インテリアやエクステリアの参考に読む雑誌などをお聞きするなど、イメージワークが欠かせません。
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エクステリアプランナーの発想の出発点となったのは、安田様のご自宅で拝見した古い黒電話や丸い冷蔵庫、昔のガスレンジなど、長年誰かに大切に使われてきたアンティークたち。
古い調度品にしかない、独特の味わいや懐かしい雰囲気、形の面白さ、愛着感などを感じ取ることで、このエクステリアリフォームで行うべきプランのインスピレーションが湧いて来たようです。
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モルタル造形によって表現された自然石風の階段。
一段一段降りるたびに愛着が感じられそうです。
古さをおしゃれに演出するこだわり抜いたモルタル造形
アンティークな雰囲気を演出する、言葉にすれば簡単なのですが、実際に用いるのは基本的には新品の建材や資材です。
となると、どうやって「古さ」を出すのか?が課題になってきます。
また、欧米では家具や食器、鉢やアパートメント等の住まいに至るまで、古いものになればなるほど価値を見出されることが一般的。
一方で日本人は潜在的に、古さ=汚い、老朽化、というマイナスイメージがあります。
そこをいかにおしゃれに古びた雰囲気のエクステリアにしていくか?それを叶えたのが、ユーズド加工ともいえるさまざまな施工方法です。
まず、通りから目に入る壁は、建物のファサードとなる位置づけ。
そこで、擁壁上にあった既存の門塀は完全に撤去。
建物とエクステリアに一体感を持たせるため、既存の擁壁に一部RC(鉄筋コンクリート造)を追加し、モルタル造形でアンティーク風に仕上げました。
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モルタル造形とは、モルタルを特殊な技法を用いて実際にはないレンガやタイル、ヒビなどもリアルに表現する工法のこと。
よくテーマパーク等で再現されたヨーロッパの街並みなどでも見かけることができます。
この工法で仕上げられた通り沿いの擁壁は、まるで本物のようなレンガがところどころに見え隠れし、本物以上に本物のような仕上がりです。
また、コテムラや色褪せによる仕上げにも工夫を凝らしています。
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擁壁の上、玄関前にあたる目隠しの壁には、自然な風合いが感じられる天然木の横板張ルーバーフェンスと空洞ブロックのデザインウォール。
これがもう一つのファサードにもなっています。
階段の既存のタイルはすべて撤去。
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蹴上にはナチュラルな色味のレンガを積み、踏み面にもモルタル造形による石張りの雰囲気を再現しています。
それを更に引き立てるのがオーダーメイドの手すり。
色褪せた加工を施したアイアンの風合いは長い年月を経たような重厚感を生み出しています。
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インターホンを取り付けたオリジナルのアイアン製手すり。
これもアンティーク風に仕上げて、色ムラのあるブロンズの色味に。
細部のディテールにまでアンティーク感を演出したエクステリア
階段の先にあるアイアン製の扉を開けると、正面には温かみのある横板張りのルーバーフェンス。
その中央にあしらわれたステンドグラスの飾り窓がエレガントなアクセントになっており、思わず目を奪われます。
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地面には味わいのあるアンティークレンガが一面に敷き詰められています。この色味も置かれていた窯の位置によって淡い色もあれば濃い色も。
よく見ると刻印が押されたものもあり、とても情緒があります。
玄関ポーチの左側には通りから見えていた木製のルーバーフェンスと空洞ブロックのデザインウォール。
夜には内側に取り付けた照明の光が玄関まわりをやさしく照らします。
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さらにサプライズは、今回真っ青に塗装した玄関ドア。
イギリスやフランス等の民家ではよくこの鮮やかなブルーが玄関ドアやベンチ、フェンス等に塗られます。
日本では淡い色が好まれる文化もあり、ここまではっきりとした色はあまり使われませんが、敢えて玄関ドアという最も目立つパーツに採用したことで、一気に完成度が高まりました。
まるで一枚の絵、ポストカードのような可愛らしい玄関は施主様にとっても満足感に満たされる場所になった様子。
アンティークの赤ちゃん用バスタブや窓枠など、お気に入りの調度品も飾ったそうで、より愛着が高まったのではないでしょうか。
これからは本当の経年変化を楽しんでいただけそうですね。
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階段のマリンライトがほのかに照らす夜の風景。
モルタル造形とアンティークレンガの表情がより豊かに感じられます。
その他の写真はこちらからご覧いただけます。
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