#020 お泊まりデート③ ローションマットのリクエスト

司とのお泊まりデートも早いもので最終日

Day 1

Day 2

この日は 11 時にチェックアウトをし
ジャズが流れるおしゃれなカフェに
コーヒーを飲みにむかう

朝だから美味しいコーヒーが飲みたかった

わたしは深煎りコーヒーをセレクト
司はダージリンティーだ

司はブラックコーヒーが飲めないのかもしれない
いつもカフェラテのペットボトルを
カバンに忍ばせている

子どもみたいで可愛い

飲み物が運ばれてきたところで
これからのスケジュールを決める
司は最終の新幹線で帰るので
それまでもう少しだけ一緒にいられる

買い物にいく案も出たが
わたしは密室でゆっくりすごしたかったし
司も昨日買った大人のアイテムを
もっと楽しみたいといった
方向性は一緒だ

わたしたちは今日も
ホテルを探す

今日のテーマはアブノーマル
司はローションマットがあるホテルをご希望だ

目星はついている
あとはその部屋が空いているかどうかが問題だった

最近のホテルではマットはあまり見かけない
確かにソープではないのだから
需要は少ないのかもしれない

しかしわたしたちは運がいい

遠距離恋愛前に通っていたホテルも
毎回のようにお気に入りの部屋が空いていたし
市内で話題の最新ホテルでも
部屋数が少ないにも関わらず
一番人気の部屋を狙い
入ることができた

今回も見事にローションマット
そして一人用サウナ付きの部屋を
ゲットすることができた

何もかも順調だった

サウナーのわたしたち
まずはサウナに入ってみる
こじんまりしていたが温度がしっかりと上がった
いいサウナすぎて司がなかなか出てこない

今日はシャワーの前に司のスイッチがオン
ソファーではじまってしそうになる

この日のリクエストはなかなかハードだった
いつもトイレについてくる司がソファーの上で
それを見せてといってきたり
わたしがひとりでする姿を生で見たいと
いってみたり

わたしはわたしのやり方で
そのリクエストに応えた

そしてそのあとは
待望のマットの時間となった

諸先輩方に教わった通り
まずは浣腸で腸の中を洗浄する

ふたりとも準備は万端

マットに温かいお湯をかけ
ローションも同じく温め
相手の肌に馴染ませていく
少しずつ優しくゆっくりと

昨日買った司用の前立腺アイテムは
シンプルなのにかなり効果があった
流線型なのでするりとそれが司の中に入る
指よりも気持ちがよさそうで
少し複雑だった

そしてそのあとはベットでノーマルプレイ

わたし的にはアイマスクがとてもお気に入りだ
五感が研ぎ澄まされ
いつもとは違った感覚を味わえるのだ

疲れ果てたふたりはマッサージチェアで寝落ちする

「 お腹すいたね 」

そういってお寿司屋さんへ向かうふたりであった