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#018 お泊りデート① 司の誕生日

遠距離恋愛をはじめて 2 ヵ月

リアルにたくさん会いたいわたしが
よくここまで耐えていた

1 ヶ月耐えられたのは
この日の為だったかもしれない

わたしたちは誕生日が近い

次会うときは誕生日を一緒に祝おうね
そう約束していた

会うこともだけど
その楽しみがあったから
寂しくてつらい遠距離恋愛ができたのだろう

今回も司はわたしが住む町まで新幹線で
来てくれた

司もわたしも仕事が終わってから
おちあう

仕事終わりだから本当はシャワーを浴びたかった
しかしそんな時間はなかった

近所に司が大好きなパピコ
しかも美味しそうな桃味があったから
ホテルに行く前にコンビニへ立ち寄った

仕事終わりでしかも
暑い日だったから
美味しいねっていいながら食べたこと
今でも覚えている

パピコと一緒に
夕食とお酒も購入
準備は万端だ

今回は司の誕生日の当日であり
わたしも誕生月だったので
ちょっとリッチな部屋を予約した

市内 1 の豪華な部屋
ワンフロア ひと部屋になっているレベチなものだった

ベットこそ 1 つだが
通常の室内風呂に加え
何十畳?というレベルの露天風呂もある

そしてその露天風呂から
これまた広いベランダがつながっている

そこでバーベキューもできるらしい

リビングはもちろん広く
テレビではなくプロジェクター
天井からつるさげたソファーもあった

あと大きな水槽も

この部屋は
いつも誰かが利用していて
なかなか空いていないことでも有名だった

そんな豪華なこの部屋が
たまたま予約することができた

事前に電話確認をしていた
夕方に休憩で利用していた人がいて
その人は宿泊しないで帰るので
退出次第、
予約しておきますと
ホテルの方が配慮をしてくれた

しかもこのホテル
15 時まで滞在ができるのだ

連日ホテルに宿泊しようとしていた
わたしたちには
全てがちょうどよかったのである

予定通りホテルへ向かう

このリッチな部屋以外は
なんども来たことがあった
でもこれは司が嫌がるので
口が裂けてもいえない

今回はいつもの行きつけホテルではなく
少しリッチで、
しかもわたしが利用したことがない
ホテルがいいというリクエストが入っていた

わたしが他の誰かと致しているのを
よぎるのが嫌らしい

これはなかなか難易度が高かった

奇跡的にこのワンフロアのリッチな部屋は
利用したことがなかった

司と会う前からワクワクが止まらなかった

このリッチな部屋に入る
まずは荷物を置いたところで
わたしは司にプレゼントを渡した
誕生日だからね

お互いこれといって欲しいものがなかったから
会ってから一緒になにか買おうねといっていた
しかし手ぶらではなと
サプライズで簡単なものを用意していた

最近はじめたサウナ用のタオルと
たくさん汗をかくからハンカチタオル
おまけの岩塩

司はとても喜んでくれた

その勢いでベットイン

久々だから
もう我慢しすぎてわたしもおかしくなっていた
この頃、
脳イキできるんじゃないかというレベルまできていた

わたしたちの身体の相性は抜群だった

早々に致したわたしたちは
お風呂で汗を流し
広い広いリビングで夕食を食べ
露天風呂に入った

ジャグジーにもなる露天風呂に入りながら
お酒も飲んだ 

解放感しかないベランダで致したりもした


なんて素敵な時間なのだろう

この頃にはもう深夜になっていたが
まだ寝たくはない

このままずっと司と永遠に話していたい

そんな幸せな司の誕生日だった


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