可視化された数字に追われる|本当に書きたいことは何だろう
今週4日から来週9日までは旅行で仕事を休む。自社のWebサイトから始まって、どこかしらで連載をしてもう5年が経つ。自社サイトは長らく休止中だけど、子会社の代表取締役で編集長だったので、当時からビュー数や目標に追われてきた。X(旧Twitter)のインプレッションが表示されるようになった。
小学校3年生の頃に褒められた童話
文章で食べていきたいって最初から思っていたわけじゃない。文章を書くのは好きだった。それって振り返ると小学校3年生の時に、「童話を書く」って宿題があった。魔女の話を書いて発表した。みんなの前で読み上げたら、続きを書いて!と言われてしばらく連載?してた。あれが文章を書いて楽しいと思えた初めての経験だった。今でも魔女の名前を覚えてる。
ブロガー時代
文章が得意だとは思っていたから、ECサイトを運営しているときも、集客はブログだった。私がおかしいと思ったこと、面白いと思ったこと。そんなことを書くと、当時のアメブロでジャンル内100位以内には入った。ランキングと売上が比例するのが楽しかった。書くことが好きだった。
そこから会社員として全く書かない時期もあったけど、結局は書きたいテーマができて、ブログで発信するようになった。
Xのインプレッション数やYahoo!ランキングでのビュー数の可視化
昨日も日刊SPA!で記事を公開した。
気になるのはXのインプレッション数・シェア数・Yahoo!ランキングの順位。
私の記事はXのシェア数が多い方だったので、今回は少なくて焦った。だけど、逆にYahoo!のランキングは好調だった。一般的に、連載していてもビュー数はざっくりお知らせされる程度。「低調」「10万ビュー超えた」くらいしか分からない。自社のWebサイトの場合、グーグルアナリティクスでどこから流入して、どれくらいのビュー数が出ている……ということがリアルタイムで分かる。
そんな5年間で私はすっかり「何を書きたいのか」を見失ってしまった。
バズる内容を書かないと。ビュー数を出さないと。
そんなことばかり日々考えて、時事ネタに目を光らせて、数字に振り回されていたらいったい自分が書きたいことって何だったんだろうとなった。
Web連載のきつさはこういったことなんだと初めて知った。
休め・休めと言われだす
周囲のライター仲間や師匠に「きつい」とこぼしたり「ネタない?」と言っているうちに「一回、休みな」と言われるようになる。
そういえば、この5年間、「休む」って発想がなくて、常に何かを書き続けてきてる。だから、今回の旅行中は書かないと決めた。旅行を思い切り楽しもうと思う。
キレイなものを観て美味しいものを食べて、ボーっともして、心を休めたい。書く気力を取り戻したい。何を書きたいのかもう一度、考えたい。
プロとしてお金を頂くことのプレッシャー
もちろん「結果を出さないと」と思う。
師匠に
と言われて、今の状態はひたすら数字に振り回されているだけだよなと思った。
ゆっくり休んできます!
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