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【子ども嫌がらせ】原因は?対応は?我が家も悩んだ小学生いじめ問題を徹底的に考えた話①

みなさんは、もし「我が子が嫌がらせをされら?」どうしますか。

どんな親も、我が子には「嫌がらせ」や「いじめ」とは無縁な人生を送ってもらいたいと思いますよね。
大切な子どもなので、当然の思いです。

実はうちの我が子は、学校で嫌がらせをされた経験があります。
初めて知ったときは小1の時。
「まさかうちが…?」と、ショックと悔しさが混じった気持ちでした。

そして当時親として知りたかったのは
「どう対応するのがいいのか?」「原因はなに?」でした。

我が家の場合は、学校内で起きた出来事だったので担任の先生に介入していただいて対応しました。すると、一旦は落ち着くのですが、また嫌がらせが始まる場合がほとんどでした。

「どうして繰り返されるのか?」と悩みながら
ネットで調たり、本を読み漁ったり、自分なりの思考を巡らせました。

そこで今回は、子どもの嫌がらせを我が家で徹底的に考えた話をまとめました。
今回は連載①。現在お子さんが嫌がらせを受けてる方も、そうでない方も、ご参考になれば幸いです。

嫌がらせ

そもそも、嫌がらせとは何か?
その定義ってあるのかな?という思いに至りました。

結論から言うと、やられた本人が「嫌がらせ」と感じたら「嫌がらせ」と判断していいです。相手がからかいだと主張しても、嫌がらせとして受け取っていいのです。

それでは、詳しく見てみます。

嫌がらせの定義

嫌がらせの定義について、調べてみることにしました。

嫌がらせの定義

他者(特定、不特定多数を問わず)に対し、不愉快な気持ちにさせることや、実質的な損害を与えるなど、不快感を与える行為の総称であり、ハラスメントとも呼ばれる。類以の概念にいたずら、いじめ等があるが、普通は後者の意味で使われる。

引用元wikipedia/https://ja.wikipedia.org/wiki/嫌がらせ

嫌がらせ(ハラスメント)とは
不愉快な気持ちにさせる
実質的な損害を与える
不快感を与える
(※これら行為の総称)

よく使われる〇〇ハラスメントも「嫌がらせ」の枠組みです。
また、直接的な暴力を含まず、精神的や身体的な虐待、嫌がらせは「脅迫」に該当するようです。

例えば
・本人が不快なあだ名で呼び続ける
・わざと転ばせように仕掛ける
・傷を負わせない程度のパンチやキック
・学校内の妨害行為など


もし、お子さんが「嫌がらせを受けてるのでは?」と気になったら、参考にしてみてください。

さて、嫌がらせの定義が少し分かったけど「いじめ」とは、どう違うのでしょうか?

我が家の場合は、よく学校から聞いていたのは「いじめではない」と言うことでした。「からかいの延長したもの」のような言い方だった記憶があります。

つまり「嫌がらせ」と「いじめ」には、境界線はあるのか?
嫌がらせは、いじめよりも軽く扱われるのか?

その辺りも調べてみました!

いじめとの違い

そもそも、いじめとは?こちらも調べてみました。

いじめは、相手に精神的、身体的に苦痛を与える行為であり、犯罪行為、またはハラスメント行為である。文部科学省の調査結果では、2019年度のいじめの認知件数は、61万2,496件で過去最多であった。いじめは、自尊心を損なわせ弱体化させることを目的とした、執念深い、冷酷な、あるいは悪意のある企てによる、長期に亘って繰り返される不快な行為である。文部科学省の定義においては、一定の人間関係のある人物から、心理的もしくは物理的な攻撃を受けたことにより、精神的苦痛を感じているものとされる。被害者は人間関係に一生のトラウマを抱えたり、再起不能(引きこもり、自殺等)となる場合もあり、傷害罪、暴力罪、強姦罪、恐喝罪、侮辱罪、名誉毀損罪、強制わいせつ罪、器物損壊罪、暴力行為等処罰罪などに該当する犯罪行為である。※以下省略

引用元Wikipedia/https://ja.wikipedia.org/wiki/いじめ

この内容を読むと、いじめの方が深刻度が高いのが分かります。

いじめとは
・自尊心を損なわせて弱体化させる
・執念深い
・冷酷
・悪意のある企て
・長期的
・不快な行為
・複数対1人という構図
・被害者は一生トラウマ抱える
・再起不能となる場合もある

いじめは「暴力」とみなされます。
相手に苦痛を与える行為というのは同じでも、深刻さや悪質度に大きな差があるようです。

とはいえ、嫌がらせを「軽視」していいわけじゃないし、いじめだけを重視していいわけでもありません。

ただ、おさえたい大きな違いがひとつあります。

それは「いじめは事件を法的に対処できる」です。

いじめ防止対策推進法という法律があり、いじめの定義、学校側の義務、などが定められています。この法律によって、学校側は「一切のいじめを禁止すること」「警察と連携すること」など求められています。

いじめは法律によって守られている。

だから学校側が「いじめはなかった」と言う主張したり、ニュースでもよく流れているのだなと分かりました。学校がいじめを認識していたら、放置はNG。法律に沿った強い対応をする必要があります。

とはいえ、対象が「子ども」ということもあり、この法律にも問題点や改善点などが多くあるようです。

また「嫌がらせ」と「いじめ」には一線を引いている。対応や処置に違いがあるということも分かりました。

とはいえ、相手の嫌がることをするのは同じだし、
大人は傷ついた子どもが学校生活を安心して送れるための責任はあります。

なにより、嫌がらせがエスカレートして悪質ないじめにつながる可能性が大きいことは否定できない。嫌がらせを早期発見し、状況を細かく把握することが重要になると思います。

いじめ」だろうが「嫌がらせ」だろうが、被害を受けた子やその親にとって傷の深い問題というのは変わりません。いくら法的な処置が違っても、その線引きを重視するのは、本質的な解決にはなりません。


この続きは、次回書きます。
次回は、うちの体験談と、嫌がらせする子・しない子の違いについて書こうと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
それでは。

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