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【生活とフィルム】HOLGAはじめました

 こんにちは、ゆーふくです。今日はみんな大好きなトイカメラ HOLGAのお話し。

これまでたくさんのフィルムカメラを使ってきたんですが、いわゆるトイカメラ というジャンルの物は余り手を出さずにいました。今思えば理由は2つあったのかなぁと。

まず1つ、機械好きとしてはトイカメラは単純すぎてつまらない。複数のギアとバネが組み合わさり、整然と並ぶ姿が好きなんです!あとカメラのデザイン昔の金属外装のカメラは色々と個性があって好きなんです。そこからするとトイカメラは単純すぎる。そらそうです、安く誰にでも使ってもらう物だから。トイカメラは間違ってない。

2つ目、トイカメラっぽい写真が好きではない。うまく言えませんが、トイカメラで撮ったわざとらしさを全面に押し出してる写真が余り好きではない。あくまでも撮った物がそのままの空気感で写って欲しい。もうこれは好みの問題です。理系なので頭が固いんでしょうね。

ではなぜHOLGAを買ったのか?

いつもお世話になっているギャラリーの写真展である写真に凄く惹かれたんです。

夏の昼間でしょうか、畳敷きの小さな部屋の窓にカーテンが揺れて、そのカーテン越しに優しい光が差し込む部屋。その窓辺に扇風機がポツンと置いてある写真でした。
扇風機は最新のシンプルな扇風機で間違いなく現代の写真なんですが、もうずいぶん昔に自分が子供の頃に見た景色に見えるんです。不思議な感覚でした。
さらに良く見ると、写真の真ん中に配置された扇風機は凄くハッキリと写っており、扇風機のカバーの細い線がクッキリとわかります。ただ周辺にかけては曖昧になっていって、画面下端の畳の線が少し湾曲しているんです。ん、もしかしてトイカメラ ?

そこでギャラリーのオーナー(HOLGA会の会長!)とお話しすると、やっぱりHOLGAで撮った写真との事。
HOLGAは中判カメラなので(35mm版のHOLGAやデジタルのHOLGAもありますが)、中心部の解像度はそこそこ高い。でもトイカメラ だから中心以外は流れたり、湾曲したり、それなりに癖があるようです。なるほど〜と全てが納得いきました。

すぐさまオークションでHOLGAを入手しました。


でフィルムを一本通しました。以下にそのファーストロールから何枚かご紹介します。フィルムは富士フィルムのPN160NSです。

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記念すべき1枚目。家の前の道です。やはり中心は普通に映っています。でも端の方は流れたり湾曲したりしています。

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2枚目、4隅の流れ方が凄いですね。特に左上。
余り流れて目立つ物は配置しない方が良いですね。

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これも中心はパキッと周りにかけてフワッと優しい感じで良いですが、やっぱり屋根の湾曲が目立ちますね。こういう垂直、水平が目立つ正面からの撮り方はあまり良くないかも。

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割と近い距離から三女を撮影。悪くない気がします。建築物でも水平垂直の湾曲が気にならない角度で撮るといいかも。1枚レンズの抜けの良さと、中判の解像度。これは日の丸構図のポートレートにイイのでは!

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水平垂直でもこれくらい遠い位置にあるとそれほど気にならないですかね?もう少し三女が近い方がよかったんですけど、自転車でどんどん行くので、笑

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で最後が、Theトイカメラ という描写です!昔は嫌いだったヤツです、はい。
逆光にとことん弱いのでこういうミラクルな写真が撮れます。レタッチではなく、レンズを通した光でこうなったんですから、これは写真としてありかな?と思うようになったわけです。もう大人になりました、笑

このように割とファーストロールから気に入った写真が撮れたので、定期的に連れ出そうと思います。ではまた。

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