【JHDC】予選対策②減点されないために

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こんにちは。ゆ( @yu_suke.coffee )です。

JHDC予選対策の2回目です。

前回はこちら

スコアシートが発表されるまでにまだ時間がかかりそうなので、
それよりも先に、勝ち上がる条件として挙げられる「減点されないこと」について記述します。

スコアシートが発表された際に各人で見て頂きたいのですが、
JHDCはセンサリー(味覚評価)で高得点を狙っても、一つの減点行為で全て無駄になってしまうくらいの大きな減点があります。

2.0 大会ルール
D.ルール規約において、「禁止されている行為」や「◯◯してはならない」、「◯◯してください」という内容に違反した場合
は減点、もしくは失格となります。

とある通り、減点もしくは失格とならないよう、違反項目と実際に起こり得るシチュエーションを共に検証していきましょう。

※審査員や委員会に属しているのではありませんので、ここに記載する内容は過去に起きた事象の伝聞や想定の範囲です。

より詳しい内容を知りたい方は委員会への問い合わせをお願い致します。

2.1.2 コーヒー豆と使用器具等 

D.抽出器具(ドリッパー、ペーパー):JHDC 公認指定製品として大会が用意する複数の器具の中から選択できます(ドリッパーは 1 競技者につき 2 個まで、ペーパーは適宜)。競技者が持参した抽出器具を使用することはできません。
尚、公式指定製品として大会が提供する抽出器具に改造等の加工を行なうことは一切禁止します。競技者が持参した抽出器具を使用することはできません。尚、公式指定製品として大会が提供する抽出器具に改造等の加工を行なうことは一切禁止します。

スポンサー器具以外が使用できないことはご理解頂けたと思いますが、加工もできません。
考えられる事象としては「ペーパーのカット」が挙げられると思います。
ハリオの02サイズのペーパーをカットして01サイズにすることや、細かい穴を開けて抽出速度を変えたりすることはできません。
また、ドリッパーは 1 競技者につき 2 個までと記載されているので3個以上は使用しないでください。
直前までカリタとハリオで迷っている。。という場合は、「ハリオで抽出した後、一旦器具を戻してカリタを申請して使用する」ということになります。

E.サーバー:JHDC が用意する公認指定製品を使用します。競技者が持参したサーバーを使用することはできません。サーバーを IH ヒーター等で加温することはできません。抽出後(サーバーからドリッパーを外した後)はサーバーには移動や、抽出液の撹拌目的以外で手を触れてはいけません。また、抽出後のサーバーには保温目的の如何なる行為も禁止します。なお、全てのサーバーは競技前に計測され同じ重さに調整されたものが使用されます。

サーバーは取扱に対する禁止事項が多くあります。基本的には何もできないと思っていてください。

I.水:JHDC が用意する水を使用します。持参した水を使用することは出来ません。
J.競技者が持参したスケールを使用することは出来ません。
M.競技テーブルには IH ヒーターを設置します。IH ヒーター上にはドリップポット以外の器具等は置けません。また、IH ヒーターを移動させたり外したりすることも出来ません。

IH ヒーター上にはドリップポット以外の器具等は置けません。
→サーバーに関するルール、「サーバーを IH ヒーター等で加温することはできません。」に注意です。
また、使用しない器具、例えば温度計やデジタルスケールなど邪魔だからとIHヒーターの上に置かないように気をつけてください。

N.競技者は、次項に示す持ち込み可能器具以外のいかなる器具も競技エリア内に持ち込めません。競技開始時に持ち込み可能器具以外のものがある場合、減点もしくは失格の対象となります。

温度計、タイマー、パウダーコントロールストッカー以外は持ち込めません。例えばリハーサル時にカッピングスプーンやメモ帳、TDS計などを使用したら必ずしまうようにしてください。

2.1.3 競技時間と競技の流れ

C.競技者はリハーサル開始前にドリッパーなどの貸し出し器具の準備をし、ドリップポット 1 つにお湯を入れます。ペーパーを折ったり、またはドリッパーにセットしたり、二つ以上のポットにお湯を入れてはいけません。
また、持参した器具等もリハーサル開始後に競技テーブルに展開して下さい。違反行為が見られた場合、減点もしくは失格の対象となります。

競技ステーションについた後、リハーサル開始の合図前に道具を並べてしまう競技者は少なからずいらっしゃいます。注意してください。

G.リハーサル終了時点で競技開始の準備が整っていない場合、10 点の減点が課せられます。

F項の競技開始準備以外にも、持ち込み可能器具以外のものをステーションに出しっぱなしなども減点対象なので気をつけてください。

J.1 つのサーバーに 2 回以上の抽出を行なったり、1 回の抽出を 2 つのサーバーに注ぎ分けたりすることはできません。抽出後のサーバー内にお湯を注ぐことはできません。また量の調整のために、一度抽出したコーヒーの一部を廃棄することもできません。1 回の抽出の最中にドリッパー内の粉を増減させてもいけません。これらの行為が行なわれた場合は失格となります。

お湯で希釈することはできません。
また、以前にあった事象ですが、例えば「注湯→スプーン攪拌→粉追加→注湯→再度スプーン攪拌」を行った方がいましたが、失格です。ご注意ください。

K.JHDC が用意する水以外のものを、抽出時に粉に接触させた場合は失格となります。

ダブルドリップは失格です。

L.競技時間 10 分を超えた場合は 20 点の減点が課せられます。
N.それぞれの抽出量が規定の量に満たない、または規定の量を超えて
いる場合、サーバー1 つにつき10 点の減点が課せられます。
T.競技者が観客席等からのサイン、指示を受け禁止事項、減点事項を回避出来た場合でも、イベントマネージャーやテクニカルジャッジ、タイムキーパーにより発見された場合は失格となります。

以上、禁止事項もしくは減点事項を抜粋してみました。

減点で多いのはやはり「抽出量」そして「タイムオーバー」「持ち込み可能器具などの準備不足」です。

ルールブックをよく読み込んで、テクニカルとしてグレー行為などは行わないようにしていきましょう。

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