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2023年下半期 初訪問の温泉振り返り

前回

7月から12月までに日帰り入浴で訪問した温泉の振り返りです

井戸川温泉 (福島県郡山市)

8月中旬。近場ながら入浴実績の無かった井戸川温泉へ。滑りの良い硫酸塩泉が、薪で加温されて浴槽を満たしている

渋いファサードに違わず、内部もそこそこの襤褸具合。大広間もあり、従業員の息子と思われる子供と利用客の中年男が楽しそうに会話しているのが印象的であった

中巨摩地区広域事務組合老人福祉センター (山梨県中央市)

今年入浴した温泉の中でも特にファーストインパクトの強かった「中巨摩地区広域事務組合老人福祉センター」。露天風呂にドバドバ落とされる不感温度のぬる湯、夥しい泡付きで無限に肌を撫ぜ続けること必至。

浴室には常に老人が屯していたので写真は無し。湯口を打たせ湯代わりにして、何人もの老人が交代で心地良さそうに浴びていました。

岩下温泉旅館 (山梨県山梨市)

灼熱の夏場に岩下の霊泉は最も適している。30℃を下回る霊泉に閉眼して暫し沈み、加温浴槽で全身の神経を奮い立たせるあの感覚、暑さにバテた身体に良い刺激であった

ぬる湯とは言えそこそこ泉温が低いので、冬は厳しいかもしれませんね

湯泉地温泉 泉湯 (奈良県十津川村)

一般的に温泉のイメージは薄いであろう奈良県の名湯。はっきりと知覚できる卵感漂う香りが素晴らしい。適度に撹拌しないと直ぐ熱湯になる内湯と、外気にさらされて温めになっている露天風呂を何度も往来して楽しんだ

地元民が足繁く通う安価な公衆浴場は信頼できる。ありがたくお湯を頂きました。

ゆりの山温泉 (和歌山県那智勝浦町)

こちらは個人的な泉質の好みで言えば今年随一と言っても過言ではない。ザバザバと豊かに浴槽を満たす硫黄の香るぬる湯で忽ち昇天。沓掛温泉にも似た浴感であっという間に虜になってしまいました。

カランからは源泉が出っ放し。気軽に訪問できる距離では無いが、必ずや再訪したい

夏山温泉 (和歌山県太地町)

ゆりの山温泉からの連湯で訪れた「夏山温泉」。かつては「もみじや」の屋号で旅館として営まれていたが、現在は日帰り入浴のみ受け付けている。

こちらも硫黄の香が心地良いぬる湯がドバドバかけ流し。那智勝浦周辺の泉質については数々の温泉フリークの方々から情報を仕入れていたが、百聞は一見にしかず、実際に沈んでみてその良さをこの身で確かに感じた

町・高梨共同浴場 (長野県上田市)

年末、慣れ親しんだ長野県上田市・青木村周辺に出現。宿へ向かう前に立ち寄ったのが鹿教湯温泉「町・高梨共同浴場」。以前訪問を試みるも諸々の事情で叶わず、今回念願の訪問と相成った

ライオンの口から吐出されるパリッと爽快なアル単泉。抜群の鮮度を保ったプリミティヴな浴槽に沈み、贅沢にその湯を独り占めさせていただきました。維持管理されている地元民に感謝感謝の湯浴みでした。



ざっと振り返りましたがどの浴場もそれぞれの良さが有り、思い出散歩が止まりません。来年もまた優れた温泉に出会えればこれ以上の喜びはありません。

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