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2023年上半期 初訪問の温泉振り返り

2023年も幾度となく各地の温泉を徘徊しました。その中でも初めて訪問した温泉をピックアップして振り返ることにします。

トップ画像は6月下旬に訪問した山形県南陽市赤湯温泉「近江屋旅館」。初訪問にして惜別入浴となってしまいました。
近江屋旅館の存在を知ったのは、奇しくも閉業の報せをTwitterで目にしたのがきっかけでした。
いまや温泉施設は、例え大箱だとしても突然無くなってしまうやもしれませんから、入りたいと思った温泉は先延ばしにせず訪問していきたいですね。

雲母温泉 共同浴場 (新潟県関川村)

2月に訪問したこちら、料金は破格の100円。地元の組合員が持ち回りで管理している共同浴場です

超高温の源泉と水を絶妙な塩梅で調整しながら、地元の高齢男と暫し言葉を交わしながらの湯浴みであった。自然にかかる浴室エコーと地元訛りで、リスニングに難儀したのも良い思い出です

塩原温泉 旅館上会津屋 (栃木県那須塩原市)

同じく2月。-5℃まで冷え込み、突き刺すような風が吹き荒ぶ塩原温泉に出現。投宿前に温泉街を徘徊していたら忽ち身体が冷え切ったのでこちらに訪問しました。

よくあたたまる塩化物泉が特徴的な湯口から落とされており、末端からゆっくりじんわりと血が温められる感覚を得た

板室温泉 加登屋旅館 (栃木県那須塩原市)

4月。日帰りで訪問した「板室温泉 加登屋旅館」の別館。昭和の時代を感じさせる天井の低さ。旅館の建物自体がかなり巨大で、施設の維持管理も容易ではなさそうですが、現在も昔日の雰囲気を残しています。

↓本館の外観を確認した時の記録

3つの浴槽に分かれており、湯口から遠くなる程湯温が下がっていてぬる湯が楽しめる。清掃面で気になる点こそあるが、どばどばのかけ流し源泉をほぼ確実に独泉できる点は大きい

板室の湯は見た目と浴感の優しさに反してかなり身体に効く感覚があり、終浴後は毎度眠気に襲われる。比較的近場ということもあり、この先もこの温泉の世話になりそうです

大和温泉 (長野県諏訪市)

6月に執り行った「信州温泉逍遥2023」は、今年の旅の中でも特に素晴らしい旅程であった。その4日目に満を持して訪問したのがこの「大和温泉」。

エメラルドグリーンの硫黄泉が美しい。長らく地元民限定だったが、一般客の利用が解禁されたとの報せを受け、いち早くこの温泉を軸に旅程を構築した経緯がある

温泉の親父さんとも仲良くなり、温泉に関する互いの見解などをお話ししながら周辺を案内してもらった。

新湯共同浴場 澤の湯 (山形県上山市)

特徴的な湯口

隣県ながら初めての入浴となった「かみのやま温泉」。幾つか有る共同浴場の中からこの時選んだのがこちら。パリッと爽快な浴感が素晴らしく、こんな共同浴場が最寄りにあったら是非普段使いしたい。

一度リニューアルされていることもあり、内装はハチャメチャに綺麗でした。

作並ホテル (宮城県仙台市)

山形宮城湯巡りの2日目に訪問した「作並ホテル」。あまりの透明度に度肝を抜かれたことを鮮明に覚えている。本当に何も入っていないみたいにクリア

これだけキャパの有る大岩風呂でこの鮮度。どうですか。信じられません。「神の湯」の名は伊達じゃありませんね。

それもこれも湯量が豊富だからこそ成せるもの。バッキバキに付着した析出物に、全幅の信頼を寄せながら何度も出入りして楽しみました。

現在は日帰り入浴のみ。フランクなお婆が接客してくれたのを、写真を見返しながら思い出しました



続く

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