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温泉沈没紀行⑰【茨城県常陸太田市 大菅温泉 元湯旅館】

前回

「横川鉱泉 巴屋旅館」を発ち、約10km離れた「大菅温泉 元湯旅館」へ。田圃道を縫うように走り辿り着いた開湯300年の鉱泉は、驚異のpH値10.3を誇る

溌剌とした82歳の旦那が快く受け付けてくれた。簡単な説明ののち貸切の札を裏返し、
「好きなように蛇口ひねってまあゆっくり入ってくれよ」と言って帳場へ戻っていった

何かに似た興味深い形状の浴槽。自家用浴槽と同じ素材と思われ(FPR)、叩くとボコンと音がする。浴槽を満たす湯は体感42℃前後まで加温されている

旦那からも説明があったが、好みの加減で源泉(冷鉱泉)を投入可。底もはっきりと視認できる無色透明の良泉。鮮度良好です

リューマチス

湯上がりに玄関で旦那と20分近く雑談。もとは九州の炭坑夫だったが、縁あってこちらに婿入りしたとのこと

平成初期頃は20人単位の日帰り客をバスで送迎し、1日で10万近くの売上げになったこともあったらしいが、今は10万稼ぐのも大変だと嘆いていた。

たった1人の日帰り客なのに外まで出て見送りしてくれた。要電話予約ですが食事も有り、旦那の手打ち蕎麦が頂けるようです

日帰り入浴受付 : 10:00〜16:00(要確認)
入浴料 : 500円(2023/7 現在)

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