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温泉沈没紀行⑪【栃木県那珂川町 馬頭温泉 小口館下の湯】

前回

2023年2月上旬、那珂川町馬頭地区を日帰りで訪問。本来は馬頭商店街の味のある建造物群を見るのが目的だったのだが、立ち寄り入浴で沈没した温泉がとても良かったので記録に残します

栃木県那珂川町「馬頭温泉 小口館下の湯

ひたすらR294を南下し那珂川町へ。「道の駅 ばとう」にて情報収集。良さげな温泉に目星をつけて、那珂川沿いの温泉郷へ向かった

向かった「小口館 下の湯」は那珂川沿いの温泉街からは少し離れる。下の湯という名前から察せられる通り、もともと同源泉を使用していた「かみの湯荘」という宿もあったが、現在は閉業している

正面からの外観は少し大きめな平屋の民家といった具合。
立ち寄り入浴したい旨を女将さんに申し出たところ、先客の夫婦が男風呂と女風呂をそれぞれ貸切で使っているとのことだったので、街歩きしてから再度訪問することにした。

暫しカメラを構えて馬頭商店街を歩き散らした後、電話で風呂が空いたことを確認し再訪問

広めの女湯を案内された。館内の写真は撮り忘れたが、外観のイメージほど鄙びておらず、むしろ小綺麗な感じだった

現在馬頭温泉の宿の中ではここだけの「小口源泉元湯」。カランからも源泉が出ます

湯使いは加温循環消毒と有るが、その表記が信じられないくらいお湯は優れたぬるつきを有している。湯触りも素晴らしいし、塩素の香りもほぼ気にならない

沈没者目線

ぬるい場合はここから源泉を投入してくれと言われたが、体感42℃前後の適温だった

調べた限りでは、馬頭温泉の宿は殆どの場合で循環の湯使いだったので、もともと湧出量はそれほど多くないのかもしれない。
なお脱衣所に掲示されていた成分表等には湧出量の表記が無く、確認はしていません

日頃から基本的には泉質重視で湯巡りしていますが、循環が絶対「悪」ということではないと思います。拠所無い事情もあるでしょうし、こちらの宿のように良好な泉質を保っている宿も有ります

成分表

なんと洗面所の蛇口まで源泉でした。あまりお話を聞けなかったので、近くを通りかかった際には再訪したいと思います

10:00~20:00
(馬頭温泉郷公式サイトによる。要確認)
日帰り入浴500円



せっかくなので街歩きで撮影した写真も掲載します。
商店街としては少し活気の無い通りですが、数々の味のある建物が立ち並んでおり、かねてから訪問したいと思っていました。

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