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2014年2月 長崎県北部巡検①

関東圏某大学の地理ゼミナールに所属していた大学2年の冬のこと。
2/17~2/20にかけ、長崎県北部の地域性の調査の為、ゼミの面子と共に長崎県に出現。
手元に残る資料写真と断片的な記憶を頼りに、個人的備忘録として残す。

2/17 出発~長崎県佐世保市

朝。超満員の京浜急行に揺られて羽田空港へと向かった

正午過ぎに長崎空港へと降り立つ。長崎くんちの踊り龍から手厚い歓迎を受ける

トヨタレンタリース長崎空港店にてミニバンを借り、先生の運転で県北部への移動を開始した。

高校卒業後は一眼レフに触れる機会が減り、数日間しっかりとファインダーを覗いたのが久々だったので、ブランクしか感じられないような写真で溢れかえっている

長崎空港最寄りの大村ICから高速に乗った

大村湾SA にて休憩兼昼餉。初日の天気はずっとこんな感じだった

長崎ちゃんぽん(600円)をいただいた。長崎自動車道SA・PA限定「ちゃんぽん総選挙2013」というかなり限定的な総選挙で1位を獲得したようだった

同ゼミの知人男性はアジフライ定食を頼んでいた

佐世保市うつわ歴史館に立ち寄る。佐世保の三川内焼についての理解を深めた

原料である陶石(写真)を唐臼で粉末状に砕いた後、水に溶かして陶土にする。陶土はろくろを使って形を整え、様々な装飾を施す。これはかつて三川内焼が装飾品として扱われていたからとのこと

装飾を施した後はいったん素焼きにし、その素地に絵具で描画する(下絵付)。その後釉薬を塗りつけてもう一度焼く。この時に釉薬が解け、下絵付けした絵具が発色する。焼いている最中は様子を見ながら少しずつ薪をくべる

地のものに限らず、主に西日本の様々な器が展示されていた

陶磁器の生産が盛んな三川内集落へ。案内看板も陶器製

製陶所が立ち並ぶ。この地区の住宅の網戸は製陶にも重要で、風を通しながら焼き物を乾燥させつつ雨等で濡れるのを防ぐ役割がある

高台にある釜山神社から三川内集落を見下ろす。ここで地元の男に話しかけられて色々教えてもらった気がするが、全く内容は覚えていない

三川内離脱後はこの日の宿(?)へ。佐世保市「ホテル日航ハウステンボス」

17時前に到着したので、雨が降る中ではあったが館内も少し散策できた

夕餉はハウステンボス内のどこかのレストランで石焼ビーフカレーを喰らった。当時の巡検ノートには「1000円」とだけメモが残されていた

敷地内はライトアップされていて非常に美麗だったのだが、雨風が強まってきてゆっくり観覧する余裕が消滅したので足早にホテルへ帰投した。初日終了

2/18 長崎県佐世保市・平戸市

平戸へと移動する朝。佐世保みなとIC付近から海上自衛隊の岸壁が見えた

平戸港の観光ガイドステーション(閉業。平戸観光協会に移管)からはガイドがついた。

ガイドの案内で平戸オランダ商館、オランダ塀、松浦史料博物館を巡ったのだが、今見返してもろくな写真がない上に記憶も定かではない。ひたすらに眠かったことだけは覚えている

昼餉は平戸港の目の前にある「もりとう食堂」であごだしちゃんぽんを喰らった

平戸ザビエル記念教会に立ち寄り。禁教令により命を絶たれた多数の殉教者の慰霊碑を確認した

平戸市田平町のR204沿いにひっそりと存在する里田原遺跡。要はこれが墓石で、縄文時代に主に西九州に伝わった墓制とされる。おそらく巡検という機会でなければ訪れることはない

田平天主堂。煉瓦造りの外観と鮮やかなステンドグラスの意匠が見事

世知原炭鉱資料館。申し訳ないが内容はほとんど記憶にない

ホテルに戻る途中、県道151沿いに鎮座していたジャンボ急須。世知原は茶の生産も盛ん

「ホテル日航ハウステンボス」は2泊した。この日の夕餉は佐世保名物レモンステーキ

大浴場入口のスペースで湯上がりに休んだらしい。前半はだいぶ巡検らしさがあったが、後半は急に観光色が強くなるのだった

続く

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