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2014年2月 長崎県北部巡検②

前回

2/19 長崎県佐世保市~長崎県長崎市

朝餉はヴッフェ。まだ何の信念も感じられないチョイス

ハウステンボス離脱後は石岳展望台を訪問。この日は早朝こそ曇り気味だったが、このタイミングを境にスカッと晴れ始めた

唯一無二といっても過言ではない九十九島の素晴らしい眺望を得た。

西海パールシーリゾートの九十九島遊覧船「パールクィーン」に乗船。風は強かったが快晴。

複雑な海岸線と無数の島々。長崎の海岸線はおよそ8割がコンクリ等で固められていない自然海岸というのも、この景色を見れば納得

九十九島の海は植物プランクトンが豊富で栄養を多く含んでいる為、真珠の養殖が盛んである

西海パールシーリゾート内の水族館「海きらら」。九十九島の海を再現した地域密着型の水族館。水産業の事前調査を担当していた自分が推した事もあってか、巡検のスケジュールに組み込まれた

九十九島湾大水槽。環境の変化に富んだ九十九島湾一帯の環境を再現している

イルカプールではボールを投擲するなどしてイルカ様に遊んでもらえる

海きららはクラゲの展示も力が入れられている。西日本では最大級とのこと。写真はこれくらいしかうまく撮れていなかった

カブトガニ。瀬戸内や北九州の内湾にしか生息していないので、なかなか貴重な展示とされる

海きらら離脱後は佐世保駅へ。JR最西端の駅です

佐世保駅周辺には真新しい郊外型商業施設が鎮座していた。斜面の多い長崎県では、海岸沿いの比較的平坦な土地にこのような施設が密集する。

佐世保グルメということで、「ハンバーガーショップヒカリ させぼ五番街店」にて佐世保バーガーを喰らった。注文を受けてから調理し、バンズまで丁寧に焼き上げられていた

佐世保駅から長崎駅まで約1時間20分の移動。旅先での車窓からの景色はなるべく見るようにしているが、この時はあまりの眠気にほとんど気を失っていた

長崎駅到着後は一旦チェックイン。長崎を高台から見下ろす「ルークプラザホテル」。下手な写真だねえ…

高台にあるホテルからバスで市街地へ降る途中、車窓から撮影。起伏に富んだ長崎の地形が非常によく見えた

横浜・神戸と並んで日本三代中華街とされる新地中華街。地味な印象を受けるが、テーマパーク要素の強い横浜中華街の方が中華街としてはむしろ異質とされる。それ故か写真が全くなかったのでとりあえず路面電車

唐人屋敷。貿易のため来日していた中国人(唐人)を収容するために幕府が建設したもの。

現存しているのは土神堂・福建会館・天后堂・観音堂の四堂のみ。観音堂だけ写真がなかった

夕餉までの間は軽く散策。中島川にかかる「めがね橋」。日本初のアーチ式石橋

夕餉は「長崎卓袱 浜勝」。女将の「おひれをどうぞ」の言葉から始まり、朱塗りの円形テーブル(卓袱)を囲んで独自の発展を遂げた料理の数々を戴いた。

この頃は飲みの場と言えば専らビールだったが、もし再訪するとしたら是非焼酎で楽しみたいところ。カシスオレンジはメニューにはありませんでした

卓袱料理を堪能した後はタクシーで稲佐山展望台へ。長崎ならではの立体的な夜景は、まさに圧巻の一言。それなりの飲酒後にも関わらず、三脚無しで夜景を撮影する暴挙に出たが、今見返しても何故これほど綺麗に撮れているのか不思議で仕方ない。

心身共に満足しホテルへ帰還。廊下側のとても微妙な位置に設られたベッドで就寝。3日目終了。

2/20 長崎県長崎市~帰還

最終日はオプションツアー。普段全く乗る機会のない路面電車で平和公園へと向かった

原子爆弾落下中心地の碑。当然ながら戦争を体験しているわけではないので、残された遺構や記録を見て慮ることしか出来ないが、この地を訪問したことには確かに意味があったと思う

展示ガラスの反射で見辛いが当時の地層が残っていた。原爆で壊れた家屋の瓦やレンガ、溶けたガラスが埋もれている

鳩の羽ばたきをイメージして作られたという噴水

平和記念像。左腕の上で平和の象徴が羽を休めていた

平和公園離脱後は大浦天主堂へ向かうため、再び路面電車に揺られる

大浦天主堂。歴史感じるゴシック調の教会で、現存するものでは国内最古

大浦天主堂の隣にある「グラバー園」。スコットランドの貿易商人で、日本の発展の礎とも言える数々の偉業を残した「トーマス・ブレーク・グラバー」の邸宅が残る。洋風建築でありながら、屋根には日本瓦が用いられているのが何とも興味深い

園内は数多の花が鮮やかに咲いていた。どうしてもゼミの同志が写ってしまうので顔だけ見えないよう処理したが、何かが憑いているような絵面になってしまった

これまたグラバー園の隣にある「長崎伝統芸能館」にも訪問。ゼミ長の調査分野であった長崎くんちについての理解を深めた

グラバー坂の「岩崎本舗 グラバー園店」で角煮まんを喰らった。ハチャメチャに美味かったのを覚えている。長崎再訪の際は必ず賞味すると誓った。

穏やかな長崎湾を暫し見下ろした。長崎駅へ戻り、バスで長崎空港へと向かい帰路についた

あれ以来、九州の地は踏んでいない。8年が経過し、少なくともあの頃よりは日本に関する知識が増えた中で、訪問したい九州のスポットもだいぶ増えた。いずれ、長崎追調査と銘打ってまた彼の地に出現したいと思う。

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