見出し画像

フィルムカメラを始めて良かった事

最近フィルムカメラのみを使って写真を撮っているのですが、良かった事と気になった事があります。

内容は想像がつくような事が多いかもしれませんがまとめてみようと思います。

FUJICOLOR 100

フィルムカメラを始めて良かった事

シャッターの無駄打ちが大幅に減った

フィルムカメラは当然ですが1つのフィルムで撮影できる枚数は少なくて12枚、多くて36枚です。(ハーフは別)
デジタルのカメラで撮影する勢いでシャッターを押していたら1つのフィルムを撮り終えるのに30分もかからないでしょう。笑

勿論、デジタルで沢山写真を撮る事は悪いことではありません。むしろ成長に繋がるでしょう。
実はフィルムカメラになると、沢山撮ろうと意気込んでもシャッターが押せなくなるんです。
撮影出来る枚数が限られている事を意識しないようにしても、体はどうやら無意識にファインダーを覗いた景色を見て精査しているのでしょう。
本当に撮るほどのものなのかを。

デジタルであれば「何か良いな」と思ったらシャッターをすぐ押していました。
フィルムは「あっ!これめっちゃ良い!」と思ったらシャッターを押すという感じです。

デジタルであれば300枚撮っていた所をフィルムだとフィルム1-2本(36-72枚)くらいに減ったと思います。

CineStill 800T

編集で悩む事がなくなった

デジタルで撮影するのであれば、撮影後は編集する人が大多数でしょう。私もそうでした。
編集では常に悩み、満足出来るような色味を作る事は出来ませんでした。
フィルムはフィルム自体にそれぞれ色味があります。
現像やスキャン次第である程度変わる部分はあると思いますが、だいたいそのフィルムの色が付いています。
ですので、帰ってきたデータをLightroomに入れますが、色味はほぼ触らず明暗をほんの少し自分好みに触るくらいです。
ある意味、編集から逃げたという意味にも捉えられますが、それはそれで良いのではないかと思ってます。笑

SUPERIA PREMIUM 400

写真撮影が前より更に気軽になった

夜の撮影をメインにしていた頃は、1枚でインパクトがあるような作品チックな写真を撮っていました。
そこから、撮影スタイルは変わり気軽に日常の写真を撮る様になりました。
フィルムカメラになってからは更に気軽になりました。

それは、撮った写真がすぐに見えないからです。
リアルタイムでどんな写真が撮れたか見えてしまうと、私は満足いくまで撮り直しをするでしょう。そして、何枚も色んなアングルから同じ景色を撮るかもしれません。
ところがフィルムになると、良い場面でも1-2枚で撮影は終了します。
「多分撮れているはず!撮れていなかったらしょうがない!次行こう!」
キッパリ次へ行く、そんなマインドに変わりました。笑

Leica M3ちゃん

カメラによるモチベーションが更に上がった

近頃、色んな人の様子を見てみると、撮影体験やカメラのデザインに重きを置いている人をかなり多く見かけます。
進化しすぎた機能よりも持っているカメラによる撮影体験やカメラのデザインがモチベーションとなり重要になってきているのです。
ご存知の方は多いかもしれませんが、フィルムカメラてデザインが素晴らしいものが多いんですよね。

デジタルのLeicaを持っていた時期はあったんですが、フィルムのLeicaには敵わない、そう思いました。
(デジタルLeicaユーザーに怒られそう)

デジタルの時よりLeica M3というフィルムカメラを持って歩いてるだけで心はルンルンしてます。真顔で歩いてますが。笑

Kodak Color Plus 200

フィルムカメラをやってて気になる事

もちろん気になる事はあります。ですが、あえて悪い事、デメリットとは書きません。

お金がかかる

これはどう考えても気になる事ですね。笑
フィルムがとにかく高い、、、
そして種類が減っている、、、
ここ数年でかなり上がったのだと思いますが、あまりにも高いのが辛いところです。

現像は桜カメラさんに毎回お願いしているため、
ネガ現像+データ化(CD)でフィルム1本約500円という安価で出来ています。
(600万画素ギガファイル便データ転送だと1本1000円)

今はそこまで気にしない様にしてどんどんフィルムをつかっていますが、ずっと同じ様に続けると毎月数万円の出費となるため、そうもいきません。

Kodak Ektar 100

まとめ

いかがだったでしょうか。
気になる事に「写真がすぐ見れない」がないと思った人もいるのではないでしょうか。
撮影した写真がすぐ見れない事は、今や私にとって気になる事ではありません。
撮った時と現像して帰ってきた時と2度楽しいことを私は知っているからです。

以前は絶対買うことはないだろうと思っていたLeicaのカメラ。
何が良いのか分からないと思っていたLeica。
以前は、絶対やらないと思っていたフィルム。
何が楽しいか分からないと思っていたフィルム。

無事両方とも手を出しました。笑

フィルムカメラ始めて良かったです。

おしまい。

↑写真のブログもやってます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?