「ワクチン・検査パッケージ」を利用して、Jリーグを見に行った。
我らが横浜F・マリノスは、2021年シーズンは優勝した2019年シーズンを上回る好成績でリーグ戦を戦っているが、どういう訳か首位ではない。
緊急事態宣言が解除されて、新規感染者数も落ち着きを見せ、そろそろスタジアム観戦してもいいかなという空気感になってきたところで迎えた10月16日の北海道コンサドーレ札幌戦。
当初、この試合は観客数10,000人上限でチケットが発売されて早々に完売していた。私のスタジアム復帰はまだ先になるかと思っていたところで、試合の1週間ほど前の10月8日にこんなお知らせが飛び込んできた。
10/16札幌戦「ワクチン・検査パッケージ」導入に関するお知らせ
約6,000 席が「ワクチン2回目接種後、14日が経過している」もしくは「PCR検査陰性証明を提示できる」という条件で「ワクチン・検査パッケージ」のエリアとして、追加販売されるとのことだった。
そこで、せっかくの機会なので、この「ワクチン・検査パッケージ」を利用して、チケットを購入することにした。
対象となる座席は、ホーム側のゴール裏の2階席だ。私は普段はバックアッパーゾーンで観戦することが多いのだが、今回の追加販売の対象外。ということで、サポーターズシートを購入した。
そして迎えた試合当日。ユニフォーム、タオマフ、トリパラに加えて「ワクチン接種証明」を荷物に加えてスタジアムに向かった。
久しぶりのトリコロールランドは、すっかり賑わいを取り戻していた。
今回の「ワクチン・検査パッケージ」のチケットでは、スタジアムに入る前にリストバンドを受け取る必要がある。そのためのテントがトリコロールランド内にあるかと思って、ぐるぐる回ったが見つかるのは充実のスタグルばかり。17時過ぎだったがお腹が空いてきた。
階段を上がり、東ゲートの方へ向かうと、ゲート脇に「ワクチン・検査パッケージ」確認ブースがあった。ホームページにしっかりと「必ず東西ゲート前に設置の「ワクチン・検査パッケージ」確認テントへお立ち寄りください。」と記載があった。ちゃんと読まないとダメ。。。
ここでは大量のスタッフさんがお出迎えしてくれる。ここで持参したQRチケットとワクチン接種証明、身分証明書をチェックしてもらい、リストバンドを巻いてもらう。待ち時間ゼロでとてもスムーズだった。
青いリストバンドゲット。謎の高揚感が得られた。このリストバンドは引っ張っただけでは切れない丈夫な素材。キツめに巻かれたため、とても蒸れた。
そしてスタジアムに入場。ここでは、特にリストバンドをチェックされることはなく、普通の入場。
だが、入り口にあるQRコードが読み取られると「ピコーン」と鳴る機械が反応せず、スタッフさんが戸惑っていると、リーダーっぽいスタッフさんが飛んできて、手持ちの専用端末で再度QRコードを読み取ると無事に「ピコーン」が鳴り響いた。
他にも同じリストバンドを巻いた人が同じ目に遭っていたので、今回の「ワクチン・検査パッケージ」のチケットの仕様なのかもしれない。
場内には、要所要所にこんな掲示があった。
席に向かう前のゲートで、掲示の通りQRチケットとリストバンドのチェックがあった。
久しぶりの景色。
席は、結構ガラガラ。1階ゴール裏やバックスタンド側と違って、周りにほとんど人がいない状態だった。
ただ、席についてしまえば、いつも通り。「ワクチン・検査パッケージ」の席だから、特別に清く正しく美しくあらねばならないということもなく、ルールに則って楽しめば良い。
そんなこんなで、トリコロールギャラクシーが始まった。
雨上がりだったので、余計にキラキラしていて幻想的だった。
選手入場。
試合の方は、前半はびっくりするような不出来だったけど、後半に怒涛の逆転劇。相手選手が何人も倒れているのがたまらない。めっちゃ痺れた試合だった。これだからやめられない。
当初この「ワクチン・検査パッケージ」導入のお知らせが出た時は、賛否両論あったようだが、決してワクチン接種済みの人を優遇するものではない。ワクチン未接種の人でも、陰性証明書の提出で入場できるし、後からチケット購入者に対して無料でPCR検査を受けられるようになった。
スタジアムに入る前に、書類のチェックやリストバンドの引き換えがあったりして、優遇どころかむしろ手間がかかっている。
今は、これからのスポーツ観戦を始めとしたイベント開催のためにいろいろと試行錯誤しないといけない時期だと思うので、マリノスの試合でこういう体験ができたのは貴重だと思ったのでnoteに書いておこうと思った。
あー、優勝したいな。
美味しいビールを飲むと笑顔になるよ。