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目標達成に必要な要素Vol.132

どうも、Yuです。今日もブログを書いていきます。最近は猛暑が続いているせいで、外を少し歩いただけで汗だくになります。暑いのは苦手なので、早く秋が早く来てほしいと願っています。いやーほんと最近は暑い。。


さて、今日は目標設定について少し語らせてください。偉そうで恐縮ですが、目標について深く考えてきた人生だと思っています。この記事は「目標を設定しても挫折してしまう人」に向けて書きました。ぜひ、この記事が少しでも役に立つと嬉しいです。


小さいときから、目標に向けてコツコツ努力するのが好きでした。中学、高校のときは部活動と勉強の目標がありました。部活では練習を計画的に行いました。勉強は良い成績を取るとお金がもらえる奨学金制度があるため、目標を設定して勉強しました。部活面では、県大会で上位の成績を残し、勉強面では、何回か奨学金をもらっています。


社会人のときは、自分の中で資格ブームが到来しました。その時期は、資格を取りまくりました。簿記やFP2級、危険物から宅建までと、幅広い分野の資格を取得しています。今思えば、資格を役立てることはあまり考えず、資格を取得するプロセスを楽しんでいたような気がします。


現在は、格闘技を5年続けています。レベル制度なので、次のレベルに向けて練習しています。他にも年単位で継続している趣味などがいくつかあります。あと、学業面では、ある免許を取るために大学で単位取得に励んでいます。


人よりは目標達成について考えてきたつもりですし、目標を達成してこれたと思っています。目標について自分なりの意見をまとめてみようと思い、今回の記事を書いています。


まず、目標達成とは、「設定された目標を達成」することです。当たり前のことですが、目標達成には目標が必要不可欠です。目指すべき対象がなければ、目標達成はできません。しかし、多くの人が目標を持っていない気がします。なぜ目標を持てないのかについて書くと文字数が増えるので今回は省略します。


目標達成に必要な要素には、計画精度×行動があります。計画精度とは、目標を達成するための、計画や方法論の精度になります。計画や方法論の筋が良ければ、それだけ目標を達成する確率は高くなります。


少し極端な例になりますが、宅建の資格を取得するために座禅を1時間したところで、宅建の合格率は上がりません。宅建の問題集を開いて勉強したほうがいいですよね。方法を間違えれば目標達成の確率は下がります。


次に行動です。行動とは「計画に沿って自分の体を動かすこと」です。計画に沿って自分をコントロールできるかが大切です。しかし、ほとんどの人が計画倒れになっています。目標未達のほとんどの原因は、計画の良し悪しではなく、計画が実行されていません。


行動しなかった正当な理由はたくさんあると思います。「目標を達成する必要がなくなった」「試した方法の効果がなかった」「優先順位が下がってしまった」などです。しかし、いずれにせよ、自分を行動させられなかったことに違いはありません。


筋の良い計画を作成し、素直な気持ちで計画に沿って行動できれば、目標は自然と達成されるはずです。目標の難易度によって必要な資源(時間とお金)は変わりますが、本質的には、計画×行動の方程式だと思います。


また、目標達成が苦手な人には、共通の勘違いがあると感じます。それは、「目標達成はセンス」「望めば全て達成できる」「やる気や根性が大切」の3つです。ひとつずつ説明していきます。


目標の話をすると、よく言われるのが「それは、あなただからできた。でも私には無理」という言葉です。目標達成を個人の才能だと思い、その才能を持っていない自分には無理だと思い込んでしまいます。おそらく、過去の経験(挑戦したけど失敗した)からの学習も影響しており、目標達成はセンスだと勘違いしています。


目標達成はセンスではなくスキルです。先ほどお伝えした計画精度×行動が大切です。筋の良い計画を立てるコツを知り、自分を動かす意思決定基準を持てば、必ず結果はついてきます。目標達成はセンスではなくスキルだと断言しておきます。


あと、望めば何でも達成できる、というのも半分間違いです。少しややこしい言い方になりますが、望まなければ達成できませんが、「心の底から達成したい望み」かどうかが見分けるポイントです。


例えば、英語を勉強しようとするとき、「なぜ英語が必要なのか」「英語を取得して何をしたいのか」「英語があなたにとって本当に大切なのか」と明確な理由を持っている人と、「なんとなく英語」の人とでは、行動量は確実に違うと思います。


豪邸に住みたい、年収1億円を達成したい、FIREを達成したい、などの目標も、達成したい理由が明確でない場合、行動を継続することが非常に難しいです。なので、望めば全て叶う、というのは半分勘違いだと思います。自分の心の底から達成したいと思える情熱の量と行動量は相関関係になっています。


情熱が大切と書きましたが、情熱が少なくても結果を出すコツはあります。次の勘違い「やる気や根性が大切」が関係しています。トップアスリートなど実績がある人たちが口を揃えて言うのが「継続は力なり」という言葉です。しかし、継続が最も難しいことも事実です。


彼らはやる気や根性が常にMAXの状態だから結果を残せたのでしょうか。私は違うと思います。彼らは努力を習慣化することに成功したんだと思います。つまり、目標達成するための行動を日常レベルに落とし込めています。


彼らにとっては、歯を磨く、風呂に入るなどの習慣と同じ次元で努力ができています。彼らを動かすのは「しないと気持ち悪い」という感覚です。しかし、ほとんどの人が行動するためには「やる気や根性」が必要だと勘違いしています。


「習慣化するためには、一定量のやる気や根性が必要なのでは?」と疑問があると思います。その通りです。習慣化するのが難しいです。(継続は力なりが難しいのと同じ)つまり、習慣化さえ成功できれば、目標達成のほとんどが終わったようなものです。


わたしが実践した習慣化のコツは、「予定を入れる」「リスクを負う」「理由を大量に作る」になります。環境を活用することは、やる気がある時に習慣化しやすい予定を入れることです。具体的に言うと、例えば、TOEICで800点以上を目標とした場合、TOEICの講座に申し込んだり、高得点を持っている人に実際に会う予定をすぐ入れます。


リスクを負うということは、お金を払って参考書を購入したり、講座などに申し込んだりすることです。よくやるのが、受験費用を先に支払ってしまうことです。試験日が確定するので、締め切りが強制的に決まります。お金を支払ってしまうので、損をしたくない気持ちも生まれます。


理由を大量生産する、というのは、設定した目標のメリットを複数書き出すことです。例えば、TOEICで800点を取る、という目標を設定した場合、「就職に有利」くらいしかメリットがないとします。


しかし、無理矢理でもメリットを書き出そうとすれば、かなり書けるものです。スコアが高いとモテる、給与が上がる、海外に飛ばされても生きていける、口の体操で老化防止、語彙力が増えるのでボケ防止、外国の彼女ができる、英語を話せば周囲から尊敬される、英語記事を読むことで時事ネタに強くなる、英語力が日本語力の向上に繋がるなど、思い付く限りたくさん書くべきです。


3つのコツがありますが、特に大事なのは、やる気があるうちに予定を作成することです。私は格闘技を5年継続していますが、継続できているコツは、自動的にジムの費用が毎月引き落としされるからです。与えれた練習時間分のチケットを消費しないと支払ったお金が無駄になってしまうため、毎月予定を空けてジムに通っています。


ここで大切なのは、「ジムに入会する」という意思決定になります。ジムに入会するときいう決断のおかげで、5年間も続けられており、健康面で大きなメリットを受け取れています。ジムに入会せず、自分の意思だけで運動しようと思ったら、正直続けられないと思います。


環境で身近なものの代表は、学校です。学校制度のおかげで、私たちは週5日間、朝から夕方まで勉強を続けることができたと思います。これが、自分の意思だけで毎日勉強しろ、と言われた場合、かなり厳しいです。やる気があるうちに、継続しなければいけない環境を作ることが最優先です。


次に計画制度について語ります。計画制度は方法と計画が大切になります。計画とは、資源をどのように分配するかになります。当たり前ですが、大量の時間とお金を投入すればするほど、目標達成の確率は上がります。また、方法は筋の良い方法を選択すればするほど、目標達成する時間は短縮されます。筋がいいとは、自分に最適という意味です。


筋のいい方法を見つけるため、情報収集をする人がほとんどです。最近は、情報がほぼタダで手に入るため、ネット検索で大量の方法を見つけることが可能です。その中で自分に合った方法を選択する必要があります。


ここで厄介になるのが、選択肢が多いほど人は選択を迷うという事実です。また、選択肢が多いほど、自分が選んだ選択に不満を持つリスクも上がります。そして、情報が無料で手に入る時代のため、選択した方法に対して金銭的なリスクを負っていません。これが、方法を変更することにためらいがなくなることにつながります。


例えば、あるAの方法をネットで見つけ、実際に試したとします。しかし、数日経っても結果がでなかったので、また違うBの方法を試しました。そのBの方法も結果がでなかったので、最終的に勉強すること自体ををやめてしまいました。


このケースはよくあると思います。色々な方法を試しても結果が出なかったため、最終的には取り組み自体をやめてしまう。これも先ほどお伝えした、膨大な数の選択肢があり、情報が無料で手に入る贅沢な時代ならではのことだと思います。


「どの方法論を選べばいいのか?」と言う疑問に対して、私はいつも「古典」を頼りにしてきました。本屋で並んでいる「最新の○○法」などは、試し読みする程度で、あまり参考にしたことはありません。


なぜ最新ではなく古典を参考にするのかというと、それは「現代まで残っていることが価値の証明」だからです。それが昔であればあるほど、現代まで残っているのには、理由があります。なので、古典の方法論をまずは参考にし、計画のベースにしています。


現代の本では、古典で書かれている本質などを、言葉や表現を換えて語られているのがほとんどです。なので、本質的な内容を古典から学んでおけば、充分だと思います。


計画精度の要素である資源分配について語ります。方法を決めたら、資源をどう分配するか計画します。資格の勉強であれば、毎日どれくらい時間を投資するのか。予算はどれくらい使えるのかを考えます。


資源分配のコツとしては、あまり無理をしないことです。厳しめな時間を設定してしまうと、目標が達成できないと自尊心が毀損されます。All or nothingjの傾向がある人は、目標時間が達成できないのであれば、しても無駄だと考えてしまうかもしれません。


大事なのは習慣化することなので、まずは達成できそうな緩めな時間を設定し、達成する喜びを増やしたほうが効果的です。


目標達成は、計画精度×行動が大事だと語ってきました。簡単に言えば、昔からある方法を活用し、緩めな行動計画を作り、自分が本当に達成したい目標に向けて、メリットを大量に書き出し、やる気があるときに予定を組み、リスクを負って、行動を習慣化する、ということに尽きます。


書くと簡単そうですが、奥が深いスキルだと思います。また、センスではなく、立派なスキルです。ひとつひとつの要素を高めることで、達成する目標の量と質が改善されると思います。高い目標を目指すのであれば、高いレベルの計画の精度と行動が求められるのは当たり前の話です。


最後に、目標達成に向いている制度として師弟制度があると思います。師匠からシステム化された方法論のみ学び、資源配分も最初から決められてしまいます。師匠の元で修行をすること自体が決められた予定です。師弟制度は昔から残ってきた制度のため、有用な方法論だと思います。


時代から逆行している感は否めないですが、選択肢が多すぎる時代のため、師匠と呼べる存在から集中的に学ぶことができれば、目標達成という意味では、ベストなコースになるのではないかと思います。


長文になりましたが、ここまでお付き合いいただき感謝いたします。
今日はこれくらいで。

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