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破産後の生活

破産をして負債の支払いがなくなった代わりに
弁護士へ破産手続き費用の支払いが必要となった

その額…

『35万5,000円』

1ヶ月あたり4万円を返済するというものだ

今までは毎月10万円以上返済
それと比較すると1/2以下となったわけだが…

私の手取りは15万

毎月25日の給料日

入った金はその日のうちに1/4が消える
逃げたい気持ちしかなかった

キツい、嫌だ

抜け道はないものか
ない頭を必死で回した
知恵熱が出るほどに回した

調べても考えても出てくるのは
「支出を減らせ」の一辺倒

常にローンがあった頃には
生活費も含め20万円以上かかっていた

そんな自分にできるわけない
そう思った

それでも生活することができるようになったのは
裁判所への破産手続き書類として必要となった
ある一つの書類が『人生を変えるきっかけ』となる

「家計簿」 


「こんな紙切れ一枚で何が変わるんだ」
ひねくれ者を拗らせた当時の私はそう思った

やらない人間ほど否定する
と世間では言われるがその通りだろう

ただ当時の私は支出はおろか
収入さえ把握していない

疑心暗鬼ながら、もうお金がないことを理由に
「やりたいことを見送る人生を過ごしたくない」
と思い、素直に家計簿をつけることとした

初めの数ヶ月は苦痛そのものだったが
3〜4ヶ月経った頃、ようやく家計簿に慣れてきた

しかし、その頃に甘いささやきはやってくる
人生山あり谷あり
うまいことできているもんだ

「裁判所に提出する書類が揃ったため、
今月より家計簿の提出は不要です」
と弁護士から1通のメール

しかしながら、
私は家計簿をつけることを辞めなかった

お金が原因でできないことを
2度と増やしたくなかったから

そして今、続けてきた家計簿生活は1年5ヶ月
このnoteを書いている今も続いており
今ではゲーム感覚のように楽しんでいる

節約ミニマリストゆうがみ

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