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脳疲労の回復は「スペース」が鍵となる⁉︎ 脳のパフォーマンスアップのポイント!!

ガースーです٩( 'ω' )و


自粛生活で疲れている方が多いのではないでしょうか?

今回は疲労回復をテーマにお伝えしていきます。

今回のNOTEは「久賀谷亮先生の疲労回復最強の教科書」を参考にしながら、私なりの考えや体験とを交えてNOTEにしています。読みやすくてお勧めの本なので是非ご興味のある方は読んでみてください!

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疲労は大きく二種類に分けられます。
一つは身体の疲労、一つは頭の疲労です。

今回のNOTEでは後者の「頭の疲労」の回復方法をご紹介していきます。

新型コロナによる自粛生活であんまり動いていないのに、体が疲れてくるような場合、
ただの身体の疲労ではなく、頭の疲労が関連しているかもしれません。

そのような場合、頭の疲労(脳疲労)を減少させることで身体が軽くなります

今回のブログではそんな疲れている方の疲労を軽減させるためのポイントをいくつかピックアップしてみたので、是非参考に実践してみてください



脳疲労を回復させる「スペース」とは?

スペースというのは空間や余白を指します。

題名でもスペースが鍵となる!と挙げていますが、脳に対しても、人生に対してもスペースが重要と言われています。

人類は進化の過程で脳が大きくなってきたそうですが、進化してきた脳もこの一万年の間は大きくなっていないそうです。

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しかし、大きくなっていないのにも関わらず、インターネットの情報は脳の記憶出来る容量の2000万倍だそうで、、、
つまり”同じサイズの受け皿にもう乗っからない状態”、脳へは過剰な負荷となっています。

Stay Homeで家にいるけど、社会のストレスはTVやネットなど色んなところから脳へ入っていき、脳が疲労しています。

なぜ、色々な情報を脳が吸収してしまうのかというと、普段会社に行って仕事をしている方は脳が動き続けることを覚えているので、仕事を離れてStay Homeになったところでも頭の働きは抑えられないのだそうです。

さらに普段と違う生活、政府は「新しい生活様式にしましょう!」と言っていますが、、、そうなってくると実は脳へのストレスは格段に高まります。
良いことも、悪いことも、急な変化というのは脳にとってはストレスになるんです。。。

こういった色々なストレスにより脳にある前頭前野という情報処理や感情抑制をする部分が機能しなくなり、ネガティブな考えや感情が躍動し始めて、脳の回路はヒートアップしていきます。

前頭前野


赤丸で指す部分が前頭前野です

このような状況では脳の使う部分が多くなりすぎて、先ほども言ったような”受け皿にもう乗っからない状態”となっています。

このようなパンク寸前の脳にスペース(余白)を作ってあげることで、疲労は軽減させることができます。



楽観的に物事を考えてみるのがいい

まず、知っておきたいのは人が1日に考える事柄の8割はネガティブなんだそうです。
うつ病ってご存知ですかね?

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新型コロナの影響でうつ病になる方も増えているそうです。

このうつ病は遥か昔から存在するようなんですが、脳の研究によると楽観性の脳回路が異常をきたしているそうです。
人類は生きるために未来を厳しく見積もり、より慎重になって生存してきたとも考えられます。

人は何か先に重要なイベントが待ち構えている時に、不安になる方が多いと思いますが. . .
ある海外の研究によると、"実際の辛さよりも2〜3割厳しく未来を予測している"という報告もあります。

なので大事なのは物事を楽観的に考えるイメージへの転換がとても重要と考えています。

そのイメージ転換にはコツがあります。


◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎[自分の考えが全て正しい、と思い込まないようにする]

例えば、私はトレーナーですが、これはこうです!と言い切らない。

もちろんトレーニングの場面ではトレーニングの仕方に関しては言い切る必要がある場面もありますが、基本は言い切らないことが大事。

何か質問があれば、「これにはこういう原因が考えられます」とか、「こういう可能性とこういう可能性があります」のように、一択を絶対的に守り切らない事。

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これは私たちトレーナーがいいトレーニングを提供するためにも必要な事だと思いますが、この考えの柔軟性がある事で「物の見方」「見る角度」を転換出来ると私は考えます。

ここで質問です!

Q:ここ100年で世界の自然災害は増えていますか?減っていますか?

どうでしょう?.   .   .

.   .   .

答えは. . . 「減っている」です。

おそらく、増えていると感じる方が多いのだと思いますが、
異常気象が最近多いので、そのニュースによってそう感じてしまっているだけで、実は私たちは勘違い、錯覚を起こしているんです。

決めつけないこと!!


◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎[自分が滝になるイメージ]

もう一つ、物の見方をシンプルに変える方法としては、考えを滝に例える事です。
自分は滝の裏側のひんやりした所にいて、滝の流れる水は自分の考え、それを表側(滝側)から見るというトレーニング方法です。

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これは、考え方で、本当に滝に行くわけではないですからね (笑)

そういうイメージングによって考えを外から眺める癖を身につけておくと、自分の考えがあらぬ方向へ引っ張られなくなり、楽観的になる、と言われています。


◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎[プロアスリートの負けをいっぱいみる]

アスリートは既にメンタルトレーニングとして「モーター・イマジナリ」というイメージトレーニングを行っている方も多いです。

前向きに、楽観的に物事を捉えることが競技場面での不安を減らし、プレーの質を向上させるというテクニック。

プロのアスリートが試合に負けた時にネガティブな発言をする方は少ないと思います。

これは一流選手ならでは、と思いますが、アスリートがイメージトレーニングをやっているからこそ、そのような思考回路で負けた後のインタビューが受けられるのだと思います。

なので、そのトレーニングとしてまず、皆さんにやってみてもらいたいのは、
YouTubeでサッカー選手の試合に負けた後のインタビューをいっぱい観てみてください!
そのあとに自分が悲観的に考える状況を選手と照らし合せて、状況を捉え直してみてください。



音楽で気分を変えるといい

皆さんは決まった時に決まった曲を聴いたりしますか?

私は音楽が大好きで、学生時代はイヤホンを付けないと外に出れないくらい音楽好きでした。
何か作業をする時も、音楽がなっていないと作業が出来ない、無音の図書室や本屋さんでは本が読めないくらい、これはちょっと異常でしたが. . .(笑)

また、風邪を引いて寝込むときは「エンヤ」の曲を流していると治りが早いという私の経験もあります(笑)

音楽療法という言葉もあるくらいで、現在日本でも取り入れている医療施設もあります。

音楽療法を取り入れている病院

音楽療法を取り入れている施設

音楽は人にいい影響を与えるようです。


音楽療法という言葉で色々調べてみると、、、

「不安や痛みの軽減、精神的な安定、自発性・活動性の促進、身体の運動性の向上、表情や感情の表出、コミュニケーションの支援、脳の活性化、リラクゼーションなどの効果があげられます」

と書いてあります。

海外の研究によると、手術前後の音楽が、手術後の痛みや不安、麻酔の量を減らすとともに、手術への満足度を高めたという報告も出ているようです。

実際にどういう曲が脳疲労の回復に効果的なのかというと、
心拍数に近い60ビートから徐々にゆっくりになるタイプの曲がいいそうなのですが、それがマルコニ・ユニオンの「Weightless」という曲なんだそうです。

研究ではストレスが65%低下したという報告もあります。

60ビートって結構ゆっくり目なんですが、おそらくリラックスしたい時はゆっくりな曲の方が落ち着きそうなのは何となく納得しますよね。

もう一つ興味深い研究は、コンサートなどでみんなで盛り上がる時には、脳波がシンクロするそうです。
それが、聞いたことがない曲よりも慣れ親しんだ曲の方が脳波のシンクロが起きやすいというデータもあるようです。

深く考えず、”何の曲が一番いいのか?”の究極の答えは、その人が一番心地いい曲だと思いますので、まずはよく聞く曲のリストアップをしておくといいかもしれません。

それを聞いて心が休まれば、脳にはまたスペースが生まれた証拠です。



考えるな、感じろ!

私はブルース・リーが大好きなんですが、ブルース・リーが燃えよドラゴンで「Don’t think, feel !」という名言をいうのは皆さんは知っていますか?

脳にスペースを作るには積極的に「身体」に意識をシフトすることが必要だと言われます。

ヨガをやったことがある方は体験したことがあると思いますが、瞑想(めいそう・メディテーション)の事です。

なぜこれが大事なのかは、なかなかヨガの先生が話すことはないかもしれないですが、身体に注意を向けることは考えることと脳の使い方に違いがあります。

つまり、身体に意識を向けると、思考する脳を使わなくなるので脳のスペースが広がるってことです。

では身体に注意を向けるってなんぞやっ?ということですが、、、

これは、いわゆる五感を指します。

ブルース・リーも言ってましたね。「五感を研ぎすませろ」って

五感とは触覚・嗅覚・視覚・味覚・聴覚のことです。

触覚:筋膜リリースをしたり、マッサージしたり、青竹踏みをやってもいいかもしれません。
嗅覚・味覚:食事で鍛えられますね。
視覚:公園をゆったり散歩して、遠くの景色を眺めるのはどうでしょうか。
聴覚:散歩ついでに、一瞬目を閉じて遠くを走る車の音、風の音、虫の鳴き声などに耳をすませてみるといいかもしれません。

頑張って座禅や瞑想という形をとらなくても、体のケアをしたり食事をしたり、散歩をすることで脳のスペース確保が出来そうですね。

いかがだったでしょうか?
今回はここまでです!

もっと沢山の疲労回復方法はありますが、これなら実践出来そうじゃないですか?

①楽観的になる
②音楽で気分転換する
③考えずに感じる

私は寝る前にYouTubeで自然音を流しています。


でも寝る前に液晶画面のような明るいものを見るのはあまりよろしくないので、音だけ流しています。結構オススメですよ!


新型コロナにより先の見えない生活が続いていますが、新しい生活様式に頭が苦しまないように、是非自分自身の疲労回復法を見つけてみて下さいね( ´∀`)


以上

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