noteっm_SS表紙_222-_コピー

『黒いマヨネーズ』読みました。

黒いマヨネーズ


著者:吉田敬(ブラックマヨネーズ)

内容紹介
妄想と現実の狭間で、時に怒り、時に涙しながら、
人の世の不条理と栄枯盛衰を綴る、
天才コラムニスト・吉田敬(ブラックマヨネーズ)の
哀愁ただよう猛毒エッセイ58篇!
「初体験」
「卒業式で泣く奴の浅さ」
「アホかも知れない俺の後輩」
「選挙権を取り上げろ」
「不倫と浮気は別物論」
「2020 東京オリンピック」
「トランプの年収」
「角刈りの留学生を探して」
「生まれ変わるなら」
「一考して欲しい事」
「異常な街・東京」
「愚痴ることの大切さ」……ほか
『読み終えた後は「あぁ楽しかった」とか「ちょっと面白過ぎたぜ」とか「これについて自分も友人や恋人や妻と考えてみるのもワクワクしそう」という気持ちになると思います。
 それくらい自信があります。
 この本を読者の方が読み終えた後、「とても素敵な時間を過ごせたなぁ。自分は今ろくでもない人生を歩んでしまっているけれど、この本を読んでいる時間は楽しかった!」
 そう感じてもらえるように、全力を尽くしました。』(「はじめに」より)


『この人はもしかして本を読む人なんじゃなかろうか?』
ブラックマヨネーズの吉田のことをそう思った理由はいまいち思い出せない。
多分なんとなくそう思っただけだ。
どういった発言からそんな印象を受けたのか、すら思い出せない。

ただ、リツイートで流れてきた発言を見てなんとなくそう思った、だけだと思う。

テレビで見た印象と、違った印象を受けたからそう思った、のだと思う。
何分記憶があいまいだ。

エッセイ本が出た、というので少し期待はしていた。

↑はじめにから抜粋した(Amazonからコピペ)内容紹介を読んで貰えばわかる通り、冒頭から自信満々だ。

「多分大丈夫」とか「読んでくれた何人かには届くでしょう」とかそういった保険はいっさいかけていない。

少し鼻につかんでもないが、これが3378組のトップに立った男の自信というものか。

一つ目が『初体験』、今まで抱いていたブラマヨ吉田の印象らしい話、といえるか。

その次が『祖母』そして『祖母2』
これがヤバイ。

こんなの泣くだろ、普通に泣くだろう。
『かましてきたな』そう思った。

この3つでいっきに引き込まれた。

読んでいて思ったのが、発想が違うということだ。

取り上げている話は、サッカーから野球、ドラクエ、浮気と不倫の違いから、屁、ギャンブル、干支、体罰から重力などと多岐にわたっている。

想像力の正しい使い方、それはこの本を読めばわかりやすい、そんなことを思った。

その発想力の凄さに、俺は氏が読書かなのかという印象を持ったのだろう。

誰かに色んなお題をだしもらって、それについて話を書く、なんてことも出来そうだ。
どんな話にだって対応できる人だと、俺は思う。

『下調べをするという事』と言う話で、30手前でも売れず、後輩がジリジリ売れたりし、自分が売れるのも想像できない。
焦りが出てきて、このままだと行く先はモームレスじゃないのか?とおもい、下調べにホームレスが多くいる町に行く、という、その発想自体、ホントどうかしてるとおもう。

特にこの話の、車椅子に乗ったおっさんのくだりは爆笑で、この文章を書きながら思いだしただけでも笑ってしまった。

冒頭の自信は、実力あっての自信なのだと読んでいて思った。

なにはともあれこの本は、おもろい、それだけです。




この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?