好きだった服の話

春生まれで誕生日に洋服を買ってもらうことが多いので、春先に着る服ばかりが増えます。昔は派手なワンピースがすごく好きで、10年前くらいの写真を見ると羨ましい気持ちになる。

こんにちは。村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

20代のころはスカラーとかメルローが大好きで、よくワンピースやカットソーを買って着ていました。26歳過ぎたあたりから「もうちょっと大人っぽいやつを着た方がいいかな」と思ってシンプルな服に切り替えたけど、今も天神でスカラーを扱っている店の前でちょっと立ち止まってしまいます。

おとぎ話みたいなかわいい服が好きでした。服のかたちをした物語みたいなデザインが好きだったし今も大好き。
似合っているかどうかより、自分が素直に好きと思うものを着ていた、あの時代はかなり最強だったと思います。

26歳まで田舎の子ども服屋でフルタイムで働いていて、あんまりお金は持っていなかったんだけど、スカラーのちょっと良いワンピースを買うのが楽しみでした。
今も着られないことはないと思うんだけどね、わたしが勝手に過去にしちゃっただけなので。好きなもの着たいんだけど、今はちゃんと30代に見られたいという気持ちが優っている……。

もうちょっと年齢を重ねたら、またわけわかんない柄の服たくさん着たいなと思います。あと20年くらいしたらどんどん年齢不詳になっていきたい。

＊＊＊

4/25に第25回メディアワークス文庫賞を受賞したデビュー作「ふしぎ荘で夕食を〜幽霊、ときどき、カレーライス〜」が発売になります！

ふしぎ荘で夕食を ～幽霊、ときどき、カレーライス～ | メディアワークス文庫公式サイト

Amazonでのご予約はこちらから！

ふしぎ荘で夕食を ~幽霊、ときどき、カレーライス~ (メディアワークス文庫)