見出し画像

アマレット

生活リズムが一周してここ数日この時間になるととんでもなく眠い。もう諦めて寝てしまって早朝4時くらいから活動を始めるのが正解のような気がしています。絶対気圧が悪い。明日台風来るのかな。

村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

寝るか原稿書くかの毎日なので自由が利くのが夢の中だけなんですけど、今日はお酒を飲む夢を見ました。
バーに行ってカクテルを作ってもらう夢。何を飲んだか全然覚えてないんですけど、赤かったような気がするんでカンパリだかカシスだかあの辺のカクテルだったんだと思います。わたしカンパリ好きじゃないんだけどね。ヒノキみたいな味がするじゃん。

つい最近の日記でお酒全然飲めんみたいな話をしたと思うんですけど、お酒に弱いとバーに行っても一杯二杯しか飲めないのが残念なんですよね。
大学のコンパの二次会でバーにいくこともあったんだけど、周りがすごい勢いでいろんなカクテルを飲む中わたしはアマレットミルクをゆっくり飲むので満足していました。

アマレットが好きです。家に置いておくことはないし、居酒屋でもドリンクメニューに並んでることが少ないから、人生でそれほど飲んだ経験もないのに一番好きなリキュールに君臨しているアマレット。
飲んだ経験が少ないからこそ、あの甘い香りがピンポイントに記憶と結びついているんでしょうね。

酔えないタイプだし酔っ払いが苦手だから大学のコンパは正直そんなに好きじゃなかったんだけど、今思い返せば夜の湯田温泉をだらだら歩いて帰った記憶はそんなに悪くなかったような気がする。

文芸部の飲み会なのに文章の話なんて滅多にしませんでした。そんなの二の次だったんだよな。文章を書く人間が集まって、わたしたちは何の話をしていたんでしょうね。翌日には忘れてしまうようなことしか言ってなかったんだと思います。わたしはアマレットミルク一杯で充分に酔って、明日の不安なんて1ミリもなく生きていた。

あのころ、文章を書くことを大して辛いと思っていませんでした。そもそも今ほど文章が大切じゃなかった。書かなくたって生きていけると思っていた。それで許されていたあの時間を、今は少し恋しく思います。

***

4/25に第25回メディアワークス文庫賞を受賞したデビュー作「ふしぎ荘で夕食を〜幽霊、ときどき、カレーライス〜」が発売になりました!

Amazonでのご購入はこちらから!


noteをご覧いただきありがとうございます! サポートをいただけると大変励みになります。いただいたサポートは、今後の同人活動費用とさせていただきます。 もちろん、スキを押してくださったり、読んでいただけるだけでとってもハッピーです☺️ 明日もよろしくお願い致します🙏