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同人文芸畑の人間

小説を書くことは好きじゃないけど本を作るのは好き、と何度も言っていますが、商業の作品を書くときも「この作品でどんなことができるかな」と考えている時間が一番好きかもしれません。実現するかどうかは別として。

村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

編集や広報の仕事がしたいというのではなくて、それは多分、同人の企画を考えているときに似ている。わたしの周りには同人畑の人がたくさんいるのですが、文章を書くだけじゃなくて、その文章で「何をするか」を考えている人がとても多い、ような気がします。

もちろんみんな書くことは好きなんだろうけど、書くことをひとつの段階と捉えているような、そんな感じ。
文フリとか行くとひしひしと感じるもんね。よく考えるなこれ、みたいなやつ。よく作ったなこれ、みたいなの。どういうエネルギーでこれ作ったんだよ、とか、こんなんもう発想で勝ってるじゃん、みたいなのもめっちゃあるし。

わたしは多分根っこがずっと同人の人間なんですよね。同人歴なんてたった5年とかそんなもんなんだけど、いつの間にか書くことより作ることが好きになってしまった。まあ同人の作品でも小説書いてるときはずっと死にたいんだけどさ。

これが商業で生きていく人間として良いのか悪いのかは全然わかりません。まだ商業の世界に入って1ヶ月とかだからね。
同人と商業、どっちが優れているとかは全然ないんだけど、フィールドは現状だいぶ違うから、もしかしたらわたしは商業にまったく向いてないのかもしれない。わかんない。

わかんないけど、この人生でどちらも体験できるのは良いことだと思っています。せっかく文章に魂売ってるんだから何でもしたいよね。本当はもっと上手くやりたいんだけど、どうすればできるようになるんだろう。経験かな。
わたしはこれから、どうしていくんだろうな。

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