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やりたいことを自分で決めるって?

「大きな事でも小さな事でも自分の意志で決める」ってやってることは同じだったとしても、行動に伴う自分の意思が違うと結果も大きく変わるんだってお話。

受験失敗

高校3年生の冬、自己推薦で行こうとしていた大学に落ちた。
本命の大学が1校と滑り止めが2校、指定校推薦で行こうと思っていた大学は大けがで体育に出れなかったことが原因で資格すら得られなかったんだ。

特別いい大学に行きたいという想いがなかった僕には一般受験を選択する勇気はなく、何かと理由をつけて新しく推薦受験が可能な大学探しをしていた。

そんな中唯一目に留まって、自ら説明会に申し込み、気づいたら受験申し込みまでしていた学校があった。
以外にもそれは専門学校だった。
特にいい大学には~、と書いたけど、大学の卒業資格を獲得したい、という想いは強かった。
それでも強く惹かれていたんだ。

当然母親には猛反対された。

でも説明会や人柄を通じて感じたその魅力は忘れられず、説得を重ねて語学学校のビジネス学科に進学した。
その学校は、就職はもちろん編入学にも強みを持っていたから、自分にもできるだろうと高をくくっていたんだ。
裏を返せば逃げてただけなんだけどね。

意思決定の面白いところ

入学して半年、明らかに自分の中の何かが開花して、誰よりも努力して価値のある人間になろうと思うことが当たり前になっていた。
誰かが嫌がることは積極的に取り組んだし、代表して発言する場にも進んで飛び込んだ。
しかも、初めて講堂で受けた授業では教壇に立って発言していた。

誰がこんな自分になることが想像できただろうか。
半年前の自分は嫌なことから目を背けて、楽な方法を積極的に選択していたのに、その時にはもうあえて苦しい道を選ぶほどになっていた。

この半年間での大きな出来事は『自分の意志で決めたこと
なんでここに行きたいのか、その後のキャリアはどうするのか、どのような大人になるのか、未熟ながら自分で考えて人に伝えた。

僕の幼馴染は、世間一般的に優秀な人が多い。
偏差値の高い高校に進学して、偏差値の高い大学に進学した。
専門学校進学当初はそんな周りと比較して、自分を卑下していたこともあった。
けれど、自分の決めたことにのめりこんでいくうちに忘れてしまったし、卒業した今では胸張ってその専門学校の生徒だと誇れるよ。

専門学生時代の話に戻るけど、積極的に取り組むときの照れくささや、これまでとは違う自分への口実として、『ブランディング』だと冗談めかしく言っていた。

でも今思うと大成功だよね。
これを読んでくれた素晴らしい友人たちも振り返ると「よくやった」と言ってくれると思う。

そんなこんなで、『替えの利かない人間』になるための2年間が終了した。目的だった編入学も果たした。編入先は地方の私立大学。東京の学校からわざわざ地元も離れ進学した。けれど、編入学もゴールから通過点に代わってた。

GreeeenとかWANIMAとか、ONE OK ROCKとか元気をもらえるアーティストの歌をなんとなく歌ってた自分だけど、気づいたらそんな人生を歩めそうな気がする。

これからも胸を張って自分で意思決定して頑張っていこうと思う。
僕の中ではこれが合ってたけど、他の人じゃ当てはまらないかもだからね。
僕は僕なりの正解を、みんななりの正解のための1材料を提供できたらうれしい。

これからも何卒

話は少し変わるけど、noteを始めたのも自分の意志。
僕らの代は来年から新社会人の人が多いね。
もちろん僕は正解になることなんてないし、何かを教える立場ではない。
ただ新しいストレスに苦しんで、社会に揉まれる中でも、一緒に考えて行動できるようなそんな立場になれればいいな。
僕はそんな大層な人間ではないんだけど、僕より年上の人はこんな若者が~、同世代ならこんな子が~、年下ならこんな先輩が~、って何年か先の誰かの雑談に出てくるような記憶に残る人間になれたらうれしい。

ここまで読んでくれてありがとうございます。
これからもどうぞよろしく、ごひいきに。

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