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プロジェクトあるある(106)

本日のプロジェクトあるある:

「任せる」ことの意味を「プロジェクト管理も含めてなにもかも丸投げする」事と思い込んでいるプロマネがいる

プロジェクトは、もれなく一人では進めることができません。

なぜなら、一人ではなし得ることができないたくさんのタスクを積み重ねることで成果物をつくりあげるものだからです。

まあ、「ひとりプロジェクト」とよばれる謎のプロジェクトも確かに存在はしますが、ここではいったんおいておきましょう(笑)

ひとりプロジェクトについては↓をどうぞ。

当然ながら、プロジェクトの中では役割分担表に従ってプロジェクト内で必要なタスクをプロジェクトメンバーに割り当てて仕事をしてもらうことになります。

基本、具体的なタスクをプロマネが受け持つことはしません。プロマネがやるべきことは、「プロジェクト管理」です。

プロジェクト管理と一言で書いてしまえば簡単ですが、その言葉の中には実に多くのやるべきことが含まれています。一例をあげますと、

・タスクがスケジュール通りに進んでいるか(スケジュール管理)
・プロジェクト予算の中で納まっているか(コスト管理)
・人員は足りているか(リソース管理)
・課題は何で、なにから対処していく必要があるのか(課題管理)
・契約にない事をやらされていないか(スコープ管理)
              ・
              ・

などなど、実にたくさんのタスクと責任をもっています。簡単に言えば、

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトのすべての責任を負う立場

なわけです。

ところがですね、、

プロジェクト管理というものを理解していない人がプロジェクトマネージャーとしてアサインされることがあったりします。

こういう人は、プロジェクトメンバーの中のリーダーっぽい人にざっくり説明して

「あとよろしく」

と丸投げしてしまうのですね。

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もろもろの対応はプロジェクトメンバー内の誰かがなんとなくスケジュール管理して、なんとなく課題管理して、といった感じで進められます。

問題が発生してプロマネに相談をもちかけても

「俺よくわからないから直接わかる人達で相談してよ」

と調整を放棄。

そして、たまに「プロジェクトどうなってる?」って聞いて報告を受けるだけ。

これは、プロマネのプロジェクト管理とは呼べません。

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こういうケース、私は結構経験してきました。

昔はエンジニアがプロジェクト管理することも兼ねて実施することが多かったので、こういうケースは割とあったような気がします。

プロジェクトマネージャーという役割がよく理解されていなかったというのもあったし、プロジェクトの体制と組織の体制がマッチしていないということも関係しているんだと思います。

体制上、配置しないといけないのでプロマネとして名前貸しするということは、やはりやめないといけないですね。

プロジェクト管理というタスクが軽視されるとこういう体制を組んでしまい、末端のエンジニア達が苦心惨憺するという結果となるのです。

プロジェクトマネージャーとは何者か、なにをする人なのか。

まだまだ世の中に浸透してないし、認知されていない仕事だなぁ、とこう言うケースを聞くと感じてしまうのでした。

それではまた!

日々感謝 m(_ _)m






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