説明が上手な人の共通点
仕事に関わらず、プライベートのいろんなシーンでも、
「この人、説明がうまいなぁ」
と思わせてくれる人がいます。
説明がうまいと私が思う人の特徴はいろいろあるのですが、大きなポイントを挙げると3つですかね。
・平易で刺さる言葉を選んでいる
・一息でしゃべる文節が短い
・話があっちこっちに飛ばない
例えばエンジニア。相手に何か難しい技術の説明をしなければいけないとき、説明する側にとって一番楽なのは、専門用語をそのまま使って説明することです。
ただ、相手は素人である場合が圧倒的に多いわけです。
エンジニアにありがちなのですが、相手にいろいろ説明しようとすればするほど難しい用語を使ったり、直接関係ないトピックに派生したりしてしまいます。
技術をよく知っていればいるほど陥りがちですね。エンジニア時代は私もその傾向があったと思います。
相手にわかりやすくて平易な言葉で伝えられるようにするためにはどうすればよいか。
これはなかなかに苦労します。
そして、説明のうまい人は、長々と説明しません。完結にピシッ、ピシッと短くまとめてくれます。
小泉純一郎元総理の説明は、(政治的な貢献や成果の評価はさておき)まさにこれら2つの要素を持ち合わせた答弁や説明をされていたと思います。
なので、国民にとってはわかりやすかったんですよね。
私はよく、お客様に技術トレーニングを行うような時には、まっさらな状態の奥さんに説明を聞いてもらっていました。
奥さんが理解できるってことは、かなり平易に説明できているってことになるので。
ただ、奥さんは手強い。なかなか上手に伝えられないんですよ。
今でも練習相手になってもらってます。
そして、説明が上手は人は、話があちこちに飛びません。
飲み会や歓談ではそれが面白かったりしますが、なにか特定の事を伝えたいときには寄り道がじゃまになってしまいます。
前職時代、あるキャリアさんの研究部門とお仕事をしていた時の話です。
当時、あるサービスのために必要な通信機器を採用してもらいました。
ところがこの機器、いろんなケースで不具合がいろいろ出てくるのです。
そんな中、すごく深刻が不具合が複数発生しました。
事象は全く異なるものです。
開発部門で調査したところ、通信機器のソフトウェアの中の特定のプログラミングに問題があることがわかりました。
お客様には、報告書として事象、解析結果などを詳細に行いました。
この報告をしたときのお相手の超優秀リーダーの一言が、
「つまり根っこは一緒ってことですね」
長々と書いた報告書を実に的確に、一言でまとめられたのです。
この言葉を聞いたとき、この人すごいなぁ、と感心したのを覚えています。
自分の専門分野について、相手にわかりやすく簡潔に平易に伝えることを普段から意識して癖づけると、なんにでも応用できるようになってきます。
私も普段、できるだけわかりやすく説明できることを心がけていますが、まだまだですね。
もちろん、専門用語が通じる人であれば、そのまま使ったほうが会話はスムーズですよ。
ここまで書いてきて、この文書自体が長くてくどいな(汗)
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m
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