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個人事業主として開業するためにやったこと5(銀行口座開設)

個人事業主として活動を開始するとなると、報酬を受け取るための銀行口座が必要になります。

今のご時世、現金で支払うというケースはあまりありませんからね(笑)

そこで、今回は事業用の口座を開設したときのお話をしたいと思います。

1.個人事業主としての銀行口座

個人事業主の場合、もともと個人の口座でも問題ありません。

おそらく大方の人が個人口座をお持ちだと思います。その口座をそのまま使っても、別段問題はありません。

それでも今回新規で口座を開設したかったのはなぜかといいますと、2つあります。

ひとつは、家計用の口座とビジネス用の口座を分けて管理したかった、ということになります。

それならば、今持っている口座のどれかをビジネス用にすればいいじゃないか、と思われるかもしれません。

はい、それでもよいのですが、2つめの理由があります。それは、、

名義が「屋号」の口座を作りたかったのです。

なんか、お相手に振込先を伝える時に口座名義に屋号が入っている方がビジネスっぽいじゃないですか(笑)

それでも、これ意外と大事だと思っていて、取引先から見ると屋号が入っている方が「あ、ちゃんとした組織なのね」という印象を与えることができ、すこーしは安心感を持ってもらえるのかなと思っています。

2.銀行の選定

振込用の口座をどの銀行で開設にするかについては、基本どこでも大丈夫だと思います。

ただし!

事業をまわすための運転資金など、融資してもらう必要がある場合には、その金融機関で開設したほうが良いように思います。

私の場合、自分の身一つで事業が開始できるようなスタイルなので、特に資本金も設備投資も必要ありませんでした。

なので、これまで一番慣れ親しんできた三井住友銀行にしようと思い、一番近い浦和支店へ出向きました。

3.口座の名義の制限

銀行から開設の説明を受けた時にわかったことがあります。

個人事業主として口座開設する場合、屋号のみの名前の口座は作成できないということです。

名義としては、

「屋号 + 個人名」

という形であれば開設が可能だということらしいです。

あとで調べた限りでは、個人事業主として「屋号」だけで口座開設してもらえる金融機関はゆうちょ銀行くらいでした。

(他にもあるかもしれませんが、私は見つけられませんでした。)

法人口座であれば問題ないのでしょうけどね。まあ、一応屋号が入っているわけだし、それでも良しとして登録を進めてもらうことにしました。

4.思わぬ口座開設の壁

しばらくすると行員さんから呼ばれます。すると衝撃のコメントが。

「タカハマさんは個人口座を2つ以上口座をお持ちですので、今のままではお作りできません。」

え???

あ、、、

わたし、統合前の「太陽神戸銀行」、「さくら銀行」の口座をはじめとした三井住友銀行の口座が複数あることを思い出しました。

前々職時代、転勤する度に指定された銀行の口座を給料振込用として開設させられていたことを思い出しました。。

その口座が塩漬け状態で大量に残っているのは確かです。

今では、個人が作れる口座は、個人事業用の口座もあわせて2口座までなんだそうです。

どうしても屋号のついた口座を作成したいなら、、複数ある口座を解約し、個人口座を1つにした上で、2つめとして新規口座を申請することになります。

私としては特に使っている口座でもないのでその旨をお願いしたら、口座の解約にはそのカードと通帳が必要で、1口座の解約だけでもかなり時間がかかるのだとか。。。

なにそれ。。

ということで、不本意ではありますが三井住友銀行での開設は諦めました。

5.ようやく口座開設

次に向かったのは三菱UFJ銀行南浦和支店。(実は浦和よりも南浦和のほうが最寄なのです)

三菱UFJ銀行を選択した理由は、メガバンクであること、口座をまだ持っていないこと、そして最寄り駅に支店があることでした。

銀行に入店し、受付の方に「個人事業主用の口座を新規開設したい」旨を伝えます。

少し混雑していましたが、私の順番がまわってきました。

開設のための説明を聞きます。

三菱UFJ銀行も、口座名は「屋号+個人名」で作るとのことでした。

口座開設のために私が持参したものは以下でした。

・開業届(受領印の入ったもの)
・青色申告承認申請書(受領印の入ったもの)
・銀行印

なので、口座開設をするときには、事前にこれらの書類をだしておかなくちゃいけないですね。届け出については、その4を参照くださいませ。

必要な書類に記入して処理を待ちます。

時間はかかりましたが、無事銀行口座は開設できました。

通帳が完成したとき、窓口の行員さんから

「タカハマプロジェクトさまー」

と呼ばれた時には、ちょっとこっぱずかしかったですね(笑)

6.今回のまとめ

事業用の口座は、家計と分けるため、口座名義に屋号をいれて取引相手に信頼感を与える意味で開設することをお奨めします。

申請方法や必要書類は銀行によって異なると思いますので、実際に開設する前に確認されたほうが良いと思います。

主要な銀行の開設に関する説明ページをご紹介しておきますね。ネット銀行は調べていませんが、もっと簡単かもしれません。

三菱UFJ銀行

三井住友銀行(ちょっとわかりにくいですが、ステップ4に必要書類が書いてあります。結局もよりの銀行で相談するのが間違いなさそうです。)

みずほ銀行

りそな銀行(りそなビジネスダイレクトの申す込みになるようです。詳細は銀行に問い合わせたほうがよいかもです。)

ゆうちょ銀行(こちらの個人サイトがすごく参考になると思います。ゆうちょ銀行は屋号名だけで口座が作れるようですが、口座の科目が当座になるようです。)

それではまた!

日々感謝 m(_ _)m


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