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自分・チームを変革に導く「問いを立てる力」

本日は先日記事にも書いた、「学生の悩みを少しでも解きほぐして明日からの活力に変えてもらう会」の反省会に参加してきました。
その反省会での内容から、『問題意識を持ち、解きたい課題を設定する』ことの重要性について書きたいと思います。

今日の反省会を通じて、この先行き不透明な情勢の中で重要なポイントとして【問いを立てる力】というものを感じました。

前提として、会そのものは事務局を務めた学生の尽力によって成功に終わっているというのを書いた上で……
反省点として「会の『目的』がいまひとつ明確でなかった」という部分が彼らから挙がっていました。
それが結果として、以下をもたらしていました。
・会に参加してもらうターゲットが不明瞭な状態で勧誘を行ってしまった(結果、人数集めに苦戦した)
・会の内容・進め方が前例踏襲となってしまい、参加者のニーズに完全にマッチしているものではなかった
・参加者の課題感にかなりバラつきがあり、途中のディスカッションが人によって濃淡が出てしまった

ではなぜ、会の目的についての意識が薄れてしまったのか?私なりの答えとしては、【問いを設定していなかった】ということだと考えています。

今回の会には「参加者の悩みを解決する」という大きな軸がありました。ということは、解決すべき「悩み(=問題)」がはっきりしていなければ、それを「解決」しようもない、ということです。そのはずが「問題」ではなく「解決策」にいきなり飛んで、コンテンツ(内容)やゲストを考え、方法論ありきで会を企画してしまったため、【解くべき問いがない(不明瞭)】という状態になってしまったのだと思われます。

以前、目的思考の記事でも書きましたが、これは普段の生活から「与えられたことをこなして褒められる経験」が多いことによる【手段の目的化】が進んでいる時の思考状態と言えます。そして、その思考状態を脱却するためには、『答えのない or 答えが無数にある問題について考え抜く経験を積む』ことが大事です。とは言え、いきなりそこにたどり着くのも困難です。そこで、「情報を集める」ことをオススメしたいと思います。

問題意識を抱くためには考えるアタマがあることと同時に、「世の中・周囲で何が起きているのか」に対する感覚が鋭くなっていることが重要です。そのために手っ取り早いのは、【周囲の人々の課題感】についての情報を収集することです。そうして集めた情報を自分なりにかみ砕き、他の情報や自身の考えと突き合わせて、自分なりの「問題意識」つまり「問い」を立てることにつなげていきます。

学生のみならず、「問いを解く」ことには慣れているものの「問いを立てる」ことは苦手な方は多いのではないでしょうか。これからの時代、誰かが正解はおろか、解くべき問いを示してくれる可能性は低くなっていきます。ぜひ解くべき・解きたい問いを立てる力を身に付け、ご自身やチームを少しでも前向きに変革していけると良いですね。

というわけで。私も情報収集です。あなたがチームに対して持っている問題意識は何ですか??もしよければ、私なりに問いを立て、問いを解いてみたいと思いますのでぜひご協力ください!!


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