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2社目の事業会社で得た会社選びの学び(後編)

前編の要約

前編にて私の2社目の事業会社で得た会社選びにおける3つの間違いを紹介させていただきました。間違いは3つです。

  • カルチャー醸成を知りたかったが、カルチャーにフィットしなかった

  • 会社を崇めてしまっていた

  • 採用面接で感じていた違和感の放置

よかったら前編を読んでいただけると幸いです。

3つの間違いをどうするべきだったか考察する

この3つの間違いを私はどうするべきだったかを考えてみました。その内容を共有させてください。

その1 カルチャーフィットをよく考えよう

カルチャーはその会社に所属していたら、毎日といっていいほど出てきます。そのカルチャーが自分とフィットしないものだとしたらとてもつらい状況に陥ることとなります。例えると嫌いな歌をずっと聞いている、嫌いな本を読み続ける、嫌いな話をずっと聞き続けなければなりません。
入社前にそうなるのか、ならないのかシミュレーションをしてみましょう。その会社が提唱しているカルチャーが本当に自分にあっているか、共感でき自分もそれに則り行動できるかを検証してください。大抵の会社であればブログや広報があります。記事を読むことでその会社のカルチャーが自分にフィットするものかシミュレーション検証するといいと思います。
しかしながら、この作業は難しく本当にカルチャーに自分にフィットするか否かは入ってみないとわからないところもあります。そのために客観的な視点でその会社をみるために2つ目の間違いをそもそもしていけないということが必要になってきます。

その2 会社を崇めず尊敬することです

私はこの会社に入る難易度が高いと世間的な評判により、また自分ががんばってきたという自負により自惚れそして錯覚を起こしていました。「やった、こんな世間的に難しい会社に入れたぞ!」と思っていました。そうなる気持ちはとてもわかります。ただし、それは内定のその時だけで十分です。
内定→オファー→受諾とすすみ、入社することが決まった時点で会社に対して対等な立場だと私は思っています。会社には雇われる立場であれど対等です。どんなに入社することが難しい会社でも会社は人がいなければ機能しません。
崇めるのではなく会社の歴史を尊敬しそこで働いている人を尊敬していきましょう。上の立場の人たちを見るような目線は必要ありません。
会社に入れるということは今までの歩んできたキャリア・経験・スキルを評価してくれたということです。会社があなたを必要としています。つまり対等な立場であることです。それを忘れないようにして下さい。そうしないと入社できた事があなたの中で貴いことになってしまい本来よく考えなければならないことに目を背けることとなってしまします。

その3 入社前に感じている不安・違和感の言語化を

不安とは漠然とした特定することができない恐怖のことを言います。この状態で前進するということは、精神的不安定な状態で暗闇の中を歩いていくことと同じだと思います。
違和感があるということは「何かが異変があるぞ!」ということを知らせるフラグだと思います。
フラグが立つということはプログラミングでは某かの処理が発動するはずなのです。よってフラグは放置することは得策ではありません。
不安を恐怖(対象が分かる状態)に変えておけば、恐怖の対案もできますし対案ができなくても心の準備ができているはずです。
私は今まで複数の会社に所属しましたが、課題のない会社なんてありません。課題があるからこそ会社はその課題を克服し次のステップに進ものだと思っています。恐怖・課題を受けいられるのか?受け入れられないのか?ということに拘ることをお勧めします。

まとめ

・会社のカルチャーが自分が受け入れるものか事前に検討しましょう
・入社難度が高くても入社が決まれば立場は対等です
・歴史・働いている人を尊敬しますが、すでにあなたはその一員です
・不安違和感を放置せず、恐怖化言語化することをトライしてみましょう

このプロセスを踏んでおけば、仮に入社して違うという自体が起きたとしても、その違ったこと考えが足りなかったことが自分の糧となると思います。私はこれをしなかったことを後悔していますし、だからこそこの失敗を二度としないと思います

ここまで読んでいただきましたが、2社目の会社で私が会社のどんなカルチャーにフィットしなかったのか、どんな違和感があったかという具体にいついてついては言及することは避けました。
それらは人の主観にもよりますし、人によってはカルチャーフィットしますし、人によっては違和感にならないからです。ご容赦いただけますと幸いです。

最後にこれからについて

次のキャリアに進むために徹底的にやったこと

私は次のキャリアに進む際、違和感・不安が言語化できない自分の中で解釈できない場合はそちらに進まないということを決めました。
そのために所属するであろう企業とのズレを生じさせないために、お話を頂いた皆様とは徹底的に会話させてもらいました。
幸い皆様その機会を快く作っていただきまして、オンライン・オフライン通じてめちゃくちゃ話をさせていただきました。
私の質問に対して正直に応えていただき、現在の課題感やビジョンや私にお願いしたいことを率直に伝えていただきました。私が感じている恐怖・漠然とした疑問も投げさせていただいてもちゃんと応えていただけました。
反対に皆様の私に対する応対がとてもありがたかったので決断に迷いも生じてしまいました。
また同時に会社のカルチャーについても調べ自分に合うものなのか、一緒に働く可能性がある人とも可能な限り会わさせてもらいました。

違和感を放置せず、恐怖化することができたら、それらが自分として受け入れることができるのかを判断し、併せて本来自分のやりたいこができるのかということにも向かい合うこともでき最終的に現職に着地しました。

これから何をするのか?

私が一番やりたいなと思うことはエンジニアリングです。ただ私がエンジニアとしてどうこうするよりもエンジニアを取り巻く環境であったり、ルールであったり、仕組みを作り、エンジニアが最高なパフォーマンスを出せるようなことをまずはしていこうと思います。
日本で開発部をもっていたときもベトナムの会社で代表をさせていただいた時も感じていましたが、万国共通でエンジニアは自分が成長できる環境を求めています。ただ、その環境や機会を今までできていたかと考えてみると決してそうではありません。組織や会社にネガティブな気持ちで出ていく方も少なからず見てきました。
私は可能ならばエンジニアが所属している組織が好きで、好きな開発ができ、成長でき、ポジティブに次のフェーズに移れるような環境を作っていけたらなと思っています。
もちろんそういう環境・組織を簡単に作れるわけではありません。そう出来るところに身を置きトライしていきたいと思います。
またそれができたらこの経験を活かして、別のことをやってみたいなと思っています。

今後は私の取り組みを不定期ですが後悔させていただければと思います。
宜しくお願い致します。




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