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2社目の事業会社で得た会社選びの学び(前編)

はじめまして。受託系エンジニアング会社でエンジニアリングマネージャーをしているYTです。
Noteには初めての投稿になりますので簡単に自己紹介させて下さい。

自己紹介

2002年から社会人をスタートしまして、制御系メーカーで10年間ソフトウェア開発を学ばさせていただきました。
2011年沖縄に渡りソフトウェア受託系企業に入り飲食系予約サイトの開発、医療従事者転職サイトの開発、家電量販店のサイト開発のプロジェクトマネージメントに携わりました。
2017年から現東証プライム上場(当時マザーズ上場)している事業会社に入りました。こちらの会社は求人系、住まい賃貸系などの自社メディアを運営しています。沖縄オフィスの立ち上げや開発部門設立とマネージメント、ベトナムでグループ会社の開発を担っているソフトウェア開発会社の代表取締役をさせていただきました。
その後2021年からクラウド会計の会社に入り、沖縄オフィスの立上げや開発標準企画を担当しておりました。

今回の話はこのクラウド会計の会社の面接から実際に働いてみて得た教訓を共有させていただければと思います。ぜひ、転職・キャリアチェンジ・違う環境に飛び込もうとしている方の参考になればと思っています。
書いていたら長くなってしまったので前後編に分けてました。

なぜ、クラウド会計の企業に入社したか?

沖縄のIT受託企業に所属していたときに 医療系転職サイトの開発に携わりました。ここが私の転機となりました。当時の所属は受託企業なので、医療系転職サイトはクライアントのもので、それらを開発保守するのことが我々エンジニアの仕事でした。
このときに私は「自社のサービスを開発するのって楽しいんだろうな」と思い、沖縄に進出するということを知りそして運良くWebメディアを運営している事業企業ににJoinするに至りました。
こちらの事業会社ではもちろん「自社サービスの継続的開発をしてみたい」という想いと、当時10期目くらいでしたがまだまだ成長著しく(今でもですが)、「どうして連続的成長が実現されているのか?」ということが知りたかったという欲求がありました。
また事業会社を志望したのは、「エンジニアリング・テックはツールでありツールを使う事業こそがビジネスだ」と当時は思っていたためです。
こちらの企業に約4年半所属させていただき、開発部の立上げや子会社の代表をするなど多くを経験し学ばさせていただきました。

そして、また運良くラウド会計を展開するSaaS会社に入社することができました。こちらの会社も同様に成長著しい会社です。
クラウド会計の会社は、成長と同時にカルチャーやブランディングが確立されていました。そしてエンジニアがとても楽しそうに働いていて開発者体験が高い会社でした。このような会社はどのように事業を成功させ、そしてどのようにカルチャーを作っているのか、どうしてエンジニアが楽しく働けるのか、どのように組織を作るとはどういうことなのか、ということを知りたい欲求が勝りJoinさせていただくこととなりました。

会社選び・その後の行動で犯したと感じた3つの間違い

ただ、私はその欲求を優先させすぎたことで会社選びや入社したあとの私の行動で3つの間違いしていました。
この3つの間違いについて共有させていただきますが、決してクラウド会計の企業を非難するものではありません。私自身が犯した間違いであり教訓です。

その1 カルチャーに対しての誤認識

まず、私の間違いの一つそれは私が知りたかったカルチャーでした。
会社のカルチャーは私の解釈ですと、その会社の憲章・共通意識・共通認識・ルール・風土・ノリ・そしてそのカルチャーの下で働いている従業員そのものではないでしょうか。「自分たちはこういう事を大切にして行動している」ということを言語化して、従業員が理解し行動する。そしてそれを会社のカルチャーをステークホルダーに共有することで、自分たちを理解してもらうものだと思っています。
私はカルチャーを入社する前に読んだり説明をうけて知っていたものの、自分が受け入れられるものかどうかを判断していませんでした。もちろん入社前に理解することは難しいです。ただ、それが自分にフィットするものか否かについては検証していませんでした。この会社に入ることに自惚れ、憧れていたため、きっと受け入れられるだろうと漠然と思っていたように思います。
結果として私はこの会社のカルチャーは合っていませんでした。ずっと受け入れないまま2年間を過ごしていました。

その2 会社に対する崇め

この会社はとてもいい会社で入社することが難しいと世間では言われています。そしてエンジニアも楽しそうに働いていることがブログ・メディアで目にすることができます。そんな会社に入る機会を得た自分に自惚れたと思います。
「今まで自分が頑張ってきたご褒美だ」とでも思っていたのでしょう。この考え方をしていたためすべてのことに盲目になってしまいました。入社して働きはじめてカルチャーに馴染めないこと、何かに違うんじゃないかと感じてたときも、仕事がうまく行かないときも「大丈夫、大丈夫、こんないい会社なんだから何とかなるだろう」と己に言い聞かせてのも事実です。

その3 不安・違和感の放置

最後の3つ目の間違いは入社面接時に複数の面接官の方と話をさせていただいた時にモヤモヤとした「違和感」でした。そしてその違和感を言語化できないまましないいまま放置していました。
面接官の方は一部の方は後に一緒に働くことになりますが、皆様素晴らしい方でした。今まで受けた面接の中で忘れられないすばらしい面接もあり、今でも面接官をするときはそのやり方を真似させてもらうくらい、それくらい印象的なものもありました。
ちなみにこの会社では10名以上程度の方と面接をさせていただきました。
会社に入る時に「大丈夫だろうか?」「やっていけるだろうか?」となります。これは理解できます。
ただ、私は違和感をそのまま放置し、言語化することもせずに入社してしまいました。
退職した今になってその違和感が何かは言語化できて、当時感じたものを不安としてではなく恐怖として捉えることができますが、当時はその違和感をよく考え無いまま「この会社に入社できたことは今までの頑張りのご褒美だ」自分を納得させ自らを思考停止させていました。

後編に続きます




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