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024_家に帰るまでが遠足だ

「家に帰るまでが遠足だ」と小学校のときによく言われたけれど、今回は少し系統の違う話。

先日、食事に行ったときのこと。料理はとても美味しく、お店の雰囲気も素敵な感じ。そしていざお会計でテーブルチェックをしてもらって、クレジットカードを出したときのこと。「当店では○○円以上でないとクレジットカードをご利用いただけません。」と…。

また来たか、と。この手のお店はちょくちょく遭遇するんだけど、もしそういう条件があるんだったら、お店のWEBサイトだったりレジだったりに堂々と「当店は○○円以上のお支払いでないとクレジットカードはご利用いただけません」と書いてくれればいい。でもそうはしないで、口頭でしか伝えない。なぜか。明確な加盟店規約違反だから。リンクはJCBのサイトだけれども、大抵どこのクレジットカード会社でも同じような規約になっている。

で、そもそもそういう規約違反自体してほしくないけれど、100歩譲って、予めそういう情報を出してくれてたらいい。なぜなら、そのお店自体を選択肢から外すから。

接待だとか大切な人との食事等で、お会計の値段を知られたくないことってないですか。今回、少なくともフロア担当の人は僕に対して、相手に見えないようにチェック伝票を渡してくれたので、そういう気遣いはきっとあったんだと思う。でもだったら、そういう需要があるような少し雰囲気の良いお店なら余計に、そういうしょうもない(僕から言わせると本当に「しょうもない」)ローカルルールを設けるようなことはしてほしくない。

確かにクレジットカードを使うと、お店は数%の手数料を取られる。でもそれが本当に惜しいのなら、はじめからクレジットカード扱い自体をやめればいい。表向きクレジットカード使えますと言っときながら、実は使えません、そういうのが一番ずるい。(ついでに言うと、カード利用だと○%金額を上乗せしますという違反店もある。これは2番目にずるい。)

ちなみにダイナースカードにはサインレス・スタイルというサービスがある。予めカード会社を通して予約すると、当日カードを出すことなく決済まで自動的にしてくれるサービス。利用できるお店は限られるけど、この手の需要って実はあると思うので、うまくできてるなぁと感心する。

「お店に入ってから、お店を出るまで」が食事。今回の会食は、なんとも最後が後味の悪い感じになってしまった。ちゃんちゃん。

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