220919 スクワット(浅)・10代前半
スクワット(浅)
13:25、最高42回
丘の中腹の建物にも
通い慣れた頃
ソコには序列や派閥が出来ていて
毎度の事ながら僕はフワフワと
アチコチに近付いては多分
煙たがられて居たんだと想う
クラス替えが済んで
やっと慣れてきた頃3クラスには
それぞれガキ大将が決まってきていた
前のクラスではO君
今度はM君が玉座に着いた
M君は詰問を得意として
相手を追い詰めて泣かす
そして同情的な教師を味方に付けて
トドメを刺すヤり方だった
暴君のO君に較べれば穏便で
機嫌さえ崩れなければ
何とか朗らかにヤって来られていた
O君もM君も不幸せにナって欲しいと
想われてただろうな
僕は知らん振りシて居た
不条理な目に遭った時は
心の中で何度も彼等を八つ裂きにシた
力無き正義は正義ナき力に蹂躙される
クラウゼヴィッツ、悔しいけろ
アンタの謂う通りだぜ
いつかヤり返そう
そんな事を決意して居たけろ
彼等をギャフンと謂わせるより
愉しい事を見つけてスッカリ
忘れてました(*´σー`)エヘヘ
実際に出来る様にナっちゃったら
理由がダメだとも想った
此処が箱庭だと痛感する事件が起きた
後の僕の世界で
炎の転校生
と呼ばれるS君が転校シてきたのだ
明るい性格とユーモア
重力を感じる体格でスッカリ
女子陣の心を掴んだ
口と女を狙え
って何処かの集団が謂ってたけろ
コレの事だったんだなぁ
溶け込むドコロか中心で輝いていた
男子陣には仲良くスる時と敵対スるのを
ウマく使い分けて
派閥はドンドン大きくなっていった
僕に彼等の洗礼が有ったのは
S君の取り巻きからだった
中ボスと謂った処だったのだろうか
不条理なツッカカリをウケて
僕は混乱して怒りだした
その仲介に入る形でS君が割って入り
話す内に僕は再び混乱して怒りだした
振り返ればアレは挑発だった
幼い僕はマンマと引っかかったのだ
今度は大ボスのS君相手だ
時間切れとは言えO君に泣かされず
引き分けみたいな終わりを迎えた
という情報が
S君の耳に入って居たんだろう
M君に詰め寄られても泣かなかった鈍感さが
口喧嘩で負けなかったと曲がって伝わったのも
有ったのかも知れない
兎に角S君を事を構える事とナった
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